インフィニオン、AIROC™ Wi-Fi/Bluetooth®ソリューションがNVIDIA Jetson Edge AIプラットフォームに採用

2022年5月27日、ミュンヘン (ドイツ) 

エッジにおける人工知能 (AI) は、ロボティクス、スマートシティ、ヘルスケア、産業、小売、エネルギー、農業など多くの産業分野に多大な影響を与えます。これら分野におけるアプリケーション用AIには、クラウドとエッジでの処理が混在しています。インフィニオン テクノロジーズAG (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は本日、AIROC™ Wi-Fi/Bluetooth ^®接続ソリューションがNVIDIA Jetson Edge AIプラット フォームに導入されることを発表しました。

NVIDIA Jetsonは、100万人以上の開発者が利用するエッジAIコンピューティング プラットフォームの代表格です。Jetsonは、全ラインアップで学習済みAIモデルや開発者SDK、クラウド ネイティブ テクノロジーをサポートしているため、インテリジェント マシンのメーカーやAI開発者は、組み込み機器やエッジ デバイスに高品質なソフトウェア定義機能の構築および展開が可能です。

エッジAIデバイスは、無線 (OTA) アップデートによるAIモデルの展開などのライフサイクル管理機能において、信頼性が高く即時性の高いWi-Fiクラウド接続を必要とします。インフィニオンのAIROC™ Wi-Fi/Bluetooth ^®コンボ ポートフォリオは、業界をリードする高性能Wi-Fi 6/6Eソリューションと低消費電力Wi-Fi 5ソリューションを提供し、フルレンジのNVIDIA Jetsonシステムオン モジュールに統合されており、開発者、パートナー、顧客に高品質の接続性をもたらします。エッジAIデバイスは、インフィニオンのAIROC™製品により、堅牢な接続、省電力、低遅延、拡張範囲、シームレスなデータ ストリーミングの恩恵を受けることができます。

インフィニオンのWi-Fi製品ライン担当バイスプレジデントのシバラム トリクタム (Sivaram Trikutam) は「混雑したネットワーク環境では、AIデバイスが切断や低データ スループットに遭遇し、ユーザー エクスペリエンスの低下を招くことがよくあります。インフィニオンのAIROC™ Wi-Fiファミリーは、低レイテンシー、堅牢な接続性、高データ スループットのストリーミングを実現し、卓越した中断のないシステム レベルの性能をもたらします。お客様がAIROC™ Wi-Fiソリューションと組み合わせてNVIDIA Jetsonプラットフォームのパワーを活用できるように、NVIDIA社と協力できることをうれしく思います」と述べています。

NVIDIA社のJetsonエコシステム パートナー リードであるドゥルガ ペディレディ (Durga Peddireddy) 氏は「NVIDIA Jetsonプラットフォームは、あらゆる種類のアプリケーションのためのエッジAIデバイスを開発・展開するための強力で使いやすいツールをお客様に提供します。インフィニオンの信頼性と実績のある革新的なWi-Fiソリューションにより、NVIDIA Jetsonプラットフォームを使用するお客様は、高性能なAI対応デバイスを簡単に構築することができます」と述べています。

多くのAIアプリケーションでは、ゲームや産業用アプリケーションのAR/VRのように、実写からコンピュータで生成された画像や動画へのリアルタイム ブレンディング効果が必要です。デバイスは、データの処理とストリーミングを同時に行う必要があります。これらのアプリケーションでは、高スループットと低レイテンシーの無線伝送が重要です。6～7 GHz帯で動作するインフィニオンのWi-Fi 6Eソリューションは、レイテンシーを最小化し、混雑した無線ネットワークによる中断を防止します。NVIDIA Jetsonプラットフォームの高速処理能力と組み合わせることで、AI対応デバイスは最高のユーザー エクスペリエンスを提供できるようになります。

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供給体制について

AIROC™ CYW4373、CYW5459x、CYW5557xは、現在出荷中です。詳細は Webサイトをご覧ください。