6. 会社の設備や情報の取り いに 注意する
6.1 Infineonの所有物を注意して扱う
Infineonの資産には、作業用の機器や設備も含まれます。 当社はこれらの設備を適切に慎重に取り扱い、紛失、盗 難、損傷、悪用のないように保護しています。設備は業務目 的でのみ使用します。ときどき個人的に使用する程度であ れば許容範囲内ですが、社内の方針に沿っていること、犯 罪や規制違反、企業秘密の漏洩につながらないことが条 件です。
人種的憎悪、暴力やその他の犯罪行為への称賛、各自の文 化的背景を性的に攻撃する内容を含む情報をダウンロー ドまたは拡散することを禁じます。
6.2 Infineonの知的財産を保護する
会社の知的財産は商業的成功の中核を成すものです。した がって、特許やブランド名、技術的ノウハウなどの知的財産 権を保護することは、すべての従業員の第一の義務です。 当社は競合企業やビジネスパートナーの知的財産を認め 尊重し、それぞれの明示的な許可がある場合、または法的 に許可されている場合のみ知的財産を使用します。
6.3 会社の機密情報を保護する
すべての従業員は、業務で取り扱う、または職務上知り得 た企業秘密、営業秘密、その他の非公開情報を守る義務を 負っています。この義務の対象は、組織の概要や、ビジネス、 製造、研究開発、企業に関する数値など、未公開のあらゆる 社内情報に及びます。メディアやアナリストからの問い合わ せを受けた場合、それぞれの広報または投資家向け広報 部門に渡す必要があります。外部に対しInfineonの代表と して行動する者、またその許可を得ていなくてもInfineon の代表者と見なされる可能性がある者は、個人の立場の 行動であることを明言する必要があります。
これは特にソーシャルメディアでの活動に当てはまりま す。Infineonのソーシャルメディアに関するガイドラインに 従う必要があります。
当社は、他の企業の企業秘密や営業秘密も尊重し保護し ます。サードパーティから得た情報を使用するのは、一般公 開されている情報源から入手した場合、またはその他の合 法的手段で入手した場合のみです。
6.4 データ保護および情報セキュリティ に関する法規に従う
(従業員、顧客、供給業者の)個人データの保護は優先す べき重要事項です。当社は、法律、規制、社内ガイドラインお よびポリシーで許されている範囲でのみ、個人データを記 録、処理、使用します。すべての従業員は、預かった個人デ ータを保護し、社外秘の機密業務で取り扱う文書が悪用ま たは紛失されないように守るために、データ保護および情 報セキュリティに関する法 定要件および社内規定に従う 義務を負っています。規定の概要については、グローバル規 則「データ保護」を参照してください。
当社は保護する必要のある情報の機密性、完全性、可用 性、検証可能性、追跡可能性を確保するために、ITセキュリ ティの十分な水準維持に取り組んでいます。
不審な点がある場合は、担当のデータ保護責任者に問い 合わせてください。
6.5 文書の透明性、開示性、信頼性を推 進する
当社のグローバルな活動が投資家に信頼されるのは、透 明性、開示性、信頼性があってこそです。そのため、当社は 適切な会計および財務報告のための法定要件に従ってい ます。社内での使用または外部への配布を目的として作成 したあらゆる記録および報告書は虚偽がなく、完全で、理 解可能なものである必要があります。データやその他のレ コードは常に完全、正確、最新で、システム要件を満たして いなければなりません。正しい情報を提供する義務は、特 に出張費などの経費の会計にも当てはまります。
6.6 内部者として知り得た情報を悪用 しない
Infineonは内部者(インサイダー)取引を許しません。内部 者情報に触れた者は、責任を持って、グローバル規則「イン サイダー取引に関する法規」に従って、その情報を扱わなけ ればなりません。内部者情報とは、公衆に広く知られていな い状況に関して、上場有価証券の価格に大きく影響する可 能性のある具体的な情報を指します。
内部者情報を利用して有価証券を購入または売却したり、 購入または売却を勧めたりすることは、法律により禁止さ れています。この禁止事項への違反は、当該従業員だけで はなく、Infineonにも重大な結果をもたらす恐れがありま す。そのため、内部者情報は機密情報として扱い、他の従業 員、家族、友人に対しても正当な理由なく開示してはなりま せん。