インフィニオン、RFトランシーバの出荷個数が10億個を突破
~次世代LTEチップを発表~
ノイビーベルク(ドイツ)
通信ICのリーディングプロバイダである独インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies、以下インフィニオン)は本日、同 社製RFトランシーバの出荷個数が10億個を突破したと発表しました。市場調査会社ストラテジー・アナリティクス社によると、インフィニオンは2006年、2 億3,000万個の携帯電話用トランシーバを出荷しており、10億個を若干上回る有効市場でトップシェアを獲得しています。インフィニオンは、携帯電話市場の主要企業すべてに対し、1 5年以上にわたって通信ICを出荷しており、主な顧客には、ノキア、サムスン、モトローラ、ソニー・エリクソン、LG電子が挙げられます。
「当社は毎秒7個のRFトランシーバを生産しており、世界の携帯電話の約4台に1台が、インフィニオンのRFトランシーバ技術を搭載しています。このような市場での確固たる基盤は、当 社の競争力とベスト・イン・クラスの製品品質、そして当社エンジニアの革新的な開発スキルを反映したものです」と、インフィニオンのステファン・ヴォルフ( コミュニケーションソリューションズ事業部門バイスプレジデント兼RFエンジン事業ユニット・ゼネラルマネージャ)は述べています。
インフィニオンのRFトランシーバ・ファミリの最新製品にあたるのが、世界初の高集積LTE(Long-Term-Evolution)RFトランシーバである「SMARTi® LTE」です。S MARTi LTEは、RFCMOSプロセスで製造されるシングルシリコンチップ上でLTE機能をサポートする世界初のRFトランシーバであり、WFSGA-81パッケージに収められ、実 装面積はわずか5ミリ×5ミリです。卓越したRFパフォーマンスを実現するインフィニオンのLTEトランシーバを使用することで、携帯電話メーカーは、近 く行われるLTEネットワークの実地試験でアップリンク/ダウンリンクの高速接続を実現できます。割り当てられたLTE RFバンド(Band I~X)をカバーし、切り替え可能なベースバンド・フィルタ(5、1 0、20MHz)に提供するインフィニオンのSMARTi LTEは、グローバルなRFバンド要求と帯域幅の組み合わせに適合します。
SMARTi LTEの登場によって、インフィニオンは再び、次世代無線規格でリーダーシップを示しました。新型RFトランシーバは卓越したEVM(Error Vector Magnitude)を 誇り、LTEアプリケーションで低消費電力を実現します。
SMARTi LTEは現在、一部顧客に供給されています。量産出荷は2010年までに開始する予定です。
インフィニオンについて
インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベクルに本社を置き、エネルギー効率、コミュニケーションズ、セ キュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2007会計年度(9月決算)の売上高は約77億ユーロ(キマンダの売上高36億ユーロを含む) 、従業員は世界全体で約4万3,000人(キマンダの従業員約1万3,500人を含む)でした。インフィニオンは世界的に事業を展開しており、米国ではカリフォルニア州ミルピタス、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。インフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。イ ンフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp
Information Number
INFCOM200711-019
Press Photos
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SMARTi LTE, the world's first highly integrated Long-Term-Evolution (LTE) RF-Transceiver.SMARTi_LTE_fp
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