インフィニオン、トラステッド コンピューティングで業界をリード：コモンクライテリア認定を取得した初のSPIバス搭載セキュリティコントローラとして、新型「OPTIGA™ TPM」を「RSA Conference」で紹介

2015年4月23日、ミュンヘン（ドイツ）／サンフランシスコ（米国）

独インフィニオンテクノロジーズは、SPI（Serial Peripheral Interface）を搭載した新型「OPTIGA™ TPM」（トラステッド プラットフォーム モジュール）が、コモンクライテリア認定EAL4+を取得したことを発表しました。今回の認定は、「RSA Conference」（於：米国カリフォルニア州サンフランシスコ）の会場で、独BSI（ドイツ連邦情報技術安全局）により授与が行われました。認定の結果、システムメーカーやユーザーにとっては、国際的に評価された独立系試験に基づく、信頼性の高いソリューションを判別 選択できるようになります。

「OPTIGA™ TPM」ファミリーは、産業用、組み込み用、モバイル、タブレットのほか、従来型のコンピューティング環境を通じ、各種システム アプリケーションでハードウェアベースのセキュリティ機能を実現します。新たに認定を取得した、SPIバス搭載「OPTIGA™ TPM 1.2」は、将来的な市場の要件にも対応できるよう開発された、初の次世代TPMです。このチップは、インフィニオンのセキュリティ暗号化コントローラと「SOLID FLASH™」組み込みメモリをベースとしています。SPIバスは市場で幅広く導入されており、PC分野で最適な選択肢です。しかし、産業用コンピューティング システムや組み込みシステムなどでは、IoTゲートウェイ、ルーター、さらには監視カメラなどで、ネットワーク化が進んでおり、これらのより広範な分野でも、TPMの使用をサポートできます。これらのアプリケーションは、高性能に最適化されたインターフェイスなどにより、メリットが得られると期待されます。

トラステッド プラットフォーム モジュール（TPM）は、トラステッド コンピューティング グループ（TCG）が策定したものです。TCGでは、複数のエンドアプリケーションで安全なコンピューティング環境を実現するためのオープン規格を提供しています。TPMの市場リーダーであるインフィニオンは、TPM 2.0を開発した初の企業であり、SPIバス搭載デバイスの認定取得により、現在もそのリードを拡大しています。

詳細については、 www.infineon.com/tpmをご覧ください。

インフィニオン テクノロジーズ（Infineon Technologies AG）は半導体分野の世界的リーダーです。インフィニオンはエネルギー効率、モビリティ、セキュリティという、現代社会が抱える3つの大きな課題に応えています。2014会計年度（9 月決算）の売上高は43億ユーロ、従業員は世界全体で約2万9,800人です。インフィニオンは2015年1月、パワー半導体技術の有数のプロバイダーであり、11億米ドル（6月29日を期末とする2014会計年度）の売上高と約4,200人の従業員を持つ米国企業のインターナショナル・レクティファイアーを買収しました。

インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場(ticker symbol:IFX)、米国では店頭取引市場(ticker symbol:IFNNY)のOTCQX に株式上場しています。

インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト： http://www.infineon.com
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