インフィニオン、家電や産業用途向けにTRENCHSTOP™特性のIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)を発売、エネルギー効率の向上に貢献
2016年4月28日、ミュンヘン(ドイツ)
独インフィニオンテクノロジーズは、効率を新たな次元に高められる耐圧600 VのTRENCHSTOP™ PerformanceIGBT(絶縁ゲート型バイポーラトランジスタ)シリーズを発売しました。この新しいディスクリートIGBTは、エアコン、太陽光発電用インバータ、駆動回路、無停電電源装置(UPS)などのアプリケーションにおいて、競争力のある価格でエネルギー効率と信頼性を高められます。インフィニオンのTRENCHSTOP技術は、超薄型ウエハーを利用し、トレンチゲート技術とフィールドストップ技術を採用しています。この技術に基づいた今回のIGBTは、最高周波数30 kHzまで動作するハードスイッチングの回路構成に最適化されています。新しいTRENCHSTOP TM PerformanceIGBTシリーズは、非常に丈夫で短絡耐量は5 μsec、電磁干渉(EMI)雑音に対する優れた特性を備え、スイッチをオフするときのエネルギー損失と導通損失との間のトレードオフを最適化してあります。
簡単に再設計可能:効率を高いレベルへ
600 VのTRENCHSTOP特性IGBTは、インフィニオンの前世代のTRENCHSTOPのIGBTだけでなく、競合製品からの魅力的な代替になります。プラグアンドプレイの置き換えが可能で、TRENCHSTOP TM PerformanceIGBTは、スイッチング周波数8 kHzで損失を7%低減できます。スイッチング周波数15 kHzでは、全損失をこれまでにない11%もの低減を実現できます。従来品と同じパッケージを利用しているので、高効率化、競争力のある低コスト化のための再設計が、わずかな手間で、簡単かつ迅速に実現できます。600 VのTRENCHSTOP TM Performance IGBTは、よりエネルギー効率の高い消費電力、より高い信頼性、アプリケーションのより長い動作寿命に貢献します。これは、最終消費者にとって、電気代の節約と持続可能な環境保護につながります。
提供状況
このTRENCHSTOP特性のIGBTは現在、供給可能です。さらに詳しい情報は www.infineon.com/trenchstop-performance をご覧ください。
Information Number
INFPMM201604-051
Press Photos
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In a plug-and-play replacement the new TRENCHSTOP Performance IGBT from Infineon yields reduced losses of 7 percent at switching frequency of 8 kHz. An unmatched 11 percent lower total loss is delivered for switching frequency of 15 kHz.600V_TRENCHSTOP_TO-247_vA_plain
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