電源と照明ドライバーのためのPFCを備えた、新しい高パフォーマンスの共振コントローラーICを発表

2018/07/10 | マーケットニュース

2018年7月10日、ミュンヘン(ドイツ)

効率とコスト効果に優れたコントローラーICソリューションが、LED照明ソリューションの最適化を実現します。独インフィニオンテクノロジーズは電源と照明ドライバーのために特に設計された、第2世代のICL5102共振コントローラーICを発表しました。主なターゲットとなるアプリケーションは、プロフェッショナルおよび産業用照明と道路照明用のLEDドライバーです。このコントローラーICはまた、オフラインのAC-DC電源とLCD TVにも使用可能です。

ICL5102では、ひとつのDSO-16パッケージにPower Factor Correction(PFC)とハーフブリッジ(HB)コントローラーが組み合わされています。70 VACから325 VACまでの入力電圧に幅広く対応し、また同様に幅広い出力電圧にも対応しています。このコントローラーICの設定とサポートにはわずかな数の外部コンポーネントしか必要とされません。すべてのパラメータは抵抗器により設定されます。ICL5102は100 μA未満にて500 msの高速な起動に対応しています。PFCは業界をリードする99%以上を達成し、また全高調波歪(THD)は3.5%未満です。このコントローラーは共振トポロジーにより最大94%の効率を実現しています。アクティブバーストモードにより待機電力は300 mW未満の低さに抑えられています。イネーブル/ディセーブル機能は調光をサポートします。

PFCコントローラーには、ブラウンアウト検出、軽負荷の動作のための調節可能なTHD、および大きな力率改善が備わっています。バス電圧検出の優れた精度により、PFCの動作には4つのPINしか必要としません。共振HBコントローラーには、デッドタイムを250 nsから750 nsの間で自動的に調整し、また最大500 kHzの動作周波数に対応する、内蔵コアレストランスを使った650 Vのハイサイドドライバーが完全に組み込まれています。これは過負荷、短絡、BUS、HB、または出力低電圧/過電圧と過熱も検出可能です。内蔵の容量モードレギュレーターが、進相モードでの動作を防止します。すべての保護機能はAUTOリスタート(No Latch)を使用します。

供給状況

エンジニアリングサンプルと参照設計(REF-ICL5102-U130W-CC)の提供はすでに開始されています。本格生産の準備が進められており、出荷は2018年第2四半期からの予定です。本製品の詳細については https://www.infineon.com/icl5102をご覧ください。

Information Number

INFPMM201807-066

Press Photos

  • The resonant controller IC ICL5102 integrates Power Factor Correction (PFC) and half-bridge (HB) controllers in a single DSO-16 package. It supports universal input voltages ranging from 70 VAC to 325 VAC, and has a comparable wide output range.
    The resonant controller IC ICL5102 integrates Power Factor Correction (PFC) and half-bridge (HB) controllers in a single DSO-16 package. It supports universal input voltages ranging from 70 VAC to 325 VAC, and has a comparable wide output range.
    ICL5102_PG-DSO-16

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