インフィニオン、世界初認証のNFCタイプ4Bタグを導入、シームレスなモバイル接続を実現
2019年6月25日 ミュンヘン、シュトゥットガルト(ドイツ) ––NFC* タグに再び注目が集まっています。スマートフォンをタグにかざし、デジタル情報やサービスにアクセスするユーザーが増えるなか、確実なデータ通信こそが快適なユーザーエクスペリエンスにとって大きな課題のひとつとなっています。インフィニオンテクノロジーズ(FSE: IFX / OTCQX: IFNNY)は、携帯機器メーカーにリファレンスタグを提供し、シームレスな接続性を実現します。このタグを使って、国際標準規格である全てのNFCプロトコルとの相互運用性試験を行うことが可能になります。
SECORA™ Payセキュリティソリューションを基にしたインフィニオンの最新のNFCリファレンスタグは、 NFC フォーラム 認証プログラムの認証を取得しています。このタグを使用する事で、タイプ4Aタグおよびタイプ4Bタグへの準拠を確認できます。
タイプ4Bタグは、非接触型タイプBプロトコルに対応した、世界で初めてNFCフォーラムの認証を受けた製品です。タイプ4Bタグは、2019年6月25~28日にシュトゥットガルト(ドイツ)で開催されたNFCフォーラムメンバーミーティングで紹介しました。インフィニオンは2005年以来、国際業界団体の主要メンバーです。
これまでNFCタグの用途は基本的に、URLの共有や名刺交換などセキュリティが重視されない用途に限定されてきました。しかしNFCタグには、一般的な情報共有以外にもいくつものメリットがあり、セキュリティが不可欠な決済アプリケーションを備える事ができます。スマートフォンでもネイティブサポートを行うOSが増えているため、NFCタグの魅力が更に高まっています。NFC接続を使えば、アプリを開かずサービスを起動でき、モバイル端末をウェアラブルなどのスマートデバイスに即座に接続したり、ストリートスクーターなどのシェアードサービスにアクセスしたりすることが可能です。この直感的な接続性は、ユーザーにセキュリティを損なわず日々のデジタル通信を容易行うことを可能にします。
詳しくは www.infineon.com/nfc をご覧ください。
*近距離無線通信(NFC) は、約4センチ以内にある2台の電子デバイス間の無線通信を可能にします。NFCタグは、この技術を用いてデータをやりとりし、スマートカードや携帯での非接触型決済を実現します。
入手方法
NFCリファレンスタグは、新たな画期的なパッケージングソリューション、インフィニオンのSPA1.1モジュールを基盤としています。NFCデータ交換フォーマット(NDEF)ファイルが組み込まれているため、幅広いスマートフォンを対象に、ISO/IEC 14443 タイプ A、タイプ Bへの準拠を検証できます。
タイプ A、タイプ BのNFCタグはセットで提供しており、インフィニオンのセキュリティパートナー、ユニバーサルスマートカード経由で オンライン で入手できます。
Information Number
INFDSS201906-084j
Press Photos
-
Infineon provides handset manufacturers with SECORA™ Pay W-NFC Type 4 Tag Reference Fobs for interoperability testing with all types of internationally standardized NFC protocols.Infineon_NFC_Reference_Tags
JPG | 76 kb | 1000 x 1000 px