インフィニオン、グローバルサイン社との協働により、Microsoft Azure IoT Hubへの簡素化されたシームレスな登録に向けてIoTデバイスのアイデンティティと信頼性を強化
2020年2月25日、ミュンヘン(ドイツ)、ボストン(米国)
トラステッドプラットフォームモジュール( TPM )向けクロス署名エンドースメント証明書により、デバイスの安全な登録の際のシステムインテグレーターやソリューションオペレーターにかかる労力が最小限に
世界的な認証局(CA)であり、IoT(モノのインターネット)のIDおよびセキュリティソリューションの大手プロバイダーである グローバルサイン社と、半導体メーカーのインフィニオン テクノロジーズは、本日、Microsoft Azure IoT HubおよびIoT Hub Device Provisioning Serviceへのデバイス登録を保護し、簡素化、合理化するためのソリューションを発表しました。この協働により、複雑なデバイスID統合の課題が軽減され、チップからクラウドまでのIoTデバイスセキュリティの実証済みパスが実現します。
ソリューションの中心となるのは、グローバルサイン社の世界的に認められたWebTrust監査CAによる、インフィニオンのオンプレミスCAのクロス署名で、これにより、インフィニオンが自己署名し発行するOPTIGA ™ TPM SLM 9670の個別のエンドースメント証明書の信頼性を高めるとともに、グローバルサインのルートCAまでの検証が可能になります。世界的に認められた信頼できるエンドースメント証明書を使用して、インフィニオンの各TPMチップは、ライフサイクル全体を通じいつでもIoT Identity Platform上のグローバルサイン社のIoT Edge Enroll Registration Authorityに接続し、検証可能なIDと信頼性の高いセキュリティによって、シームレスなAzureへの登録を実現します。
グローバルサイン社のIoTソリューション担当副社長であるLancen LaChanceは、次のように述べています。「グローバルサイン社とインフィニオンやMicrosoft Azureなどの主要テクノロジーパートナーは、双方の顧客の成功を後押します。私たちはIoTデバイスのメーカーや、システムインテグレーター、オペレーターのために、Azure登録への安全かつシームレスなパスを提供するという競争上の優位性を築きました」。
インフィニオン テクノロジーズの組み込みセキュリティ担当副社長兼ゼネラルマネージャーであるユルゲン レーベル(Juergen Rebel)は、次のように述べています。「クラウドに安全に接続するには、デバイスのID証明が不可欠です。新しいOPTIGATM TPM統合キットを使用すれば、1時間もかからずにデバイスをMicrosoft Azure IoTに安全に接続することができます」。
この結果、Azureサービスへの安全なデバイス登録のプロセスが合理化され、簡素化されます。Microsoft社のIoT担当副社長であるサム ジョージ(Sam George)は次のように述べています。「Microsoft Azureに登録するデバイスには、必ず認証済みのIDが必要です。そのため、強力かつ安全なデバイスID証明の重要性は大きな問題になってきます。インフィニオンとグローバルサイン社は、システムインテグレーターやソリューションオペレーターにかかる手間を最小限に抑えることで、デバイスをAzureに安全に登録して、サプライチェーンに属する全ての人をサポートします。これにより、Azureの登録に安全で手間のかからないオプションが提供されます」。
クロス署名TPMをサプライチェーンに追加し、安全なデバイスID証明を生産時点のデバイスと一致させることで、デバイスID証明とデバイス認証を強化するとともに、デバイスID証明のライフサイクルのあらゆる段階、下流のいかなる場所においても、エコシステムに対する信頼性を向上させます。
Azure IoT Hubは、クラウドホスト型ソリューションのバックエンドを提供することで、事実上あらゆるデバイスを接続し、IoTアプリケーションとその管理対象となるデバイスの間で、極めて安全で信頼性が高い通信を可能にします。
GMO グローバルサイン社について
世界的な認証機関の一つであるグローバルサイン社は、信頼性の高いIDとセキュリティソリューションの大手プロバイダーとして、世界各国の各企業、大企業、クラウドベースのサービスプロバイダー、IoTイノベーターに対して、安全なオンラインコミュニケーションや、何百万もある認証済みデジタルIDの管理、自動での認証および暗号化などのサービスを提供しています。グローバルサイン社の大規模PKIおよびIDソリューションは、IoTを構成する数十億のサービス、デバイス、人、モノをサポートします。GMOグローバルサイン社は、日本の GMOクラウド株式会社および GMOインターネットグループの子会社で、アメリカ大陸、ヨーロッパおよびアジアに事業所を開設しています。詳細は https://www.globalsign.comをご覧ください。
インフィニオンについて
インフィニオン テクノロジーズは、暮らしをより便利に、安全に、エコに革新する半導体分野の世界的リーダーです。明るい未来の扉を開く鍵になる半導体をつくることが、私たちの使命だと考えています。2019会計年度(9 月決算)の売上高は80億ユーロ、従業員は世界全体で約4万1400人。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場(ticker symbol:IFX)、米国では店頭取引市場(ticker symbol:IFNNY)のOTCQX に株式上場しています。
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