SECORA™ID S:各国固有の電子IDカードおよび電子政府向け、最高のセキュリティと柔軟性を兼ね備えたソリューション
2020年6月17日、ミュンヘン(ドイツ)
インフィニオン テクノロジーズ(FSE:IFX / OTCQX:IFNNY)のSECORA™IDソリューションは、非接触型電子身分証明書向けに、統合が容易なセキュリティプラットフォームを提供します。最初の製品となるSECORID Sは、特に高度な柔軟性を備えたJavaベースのソリューションです。SECORAID Sソリューションにより、電子IDカードなどの各国固有の政府関連文書の設計と製造の簡素化や高速化が可能となります。このソリューションは、セキュリティチップ、オペレーティングシステム、およびアプレットを包括的にサポートし、政府関連アプリケーションの増大するセキュリティ要件に幅広く対応しています。チップとオペレーティングシステムは、コモンクライテリアEAL6+認証を取得しています。
システムソリューションとして、SECORA ID Sは多くの利便性を提供します。
- セキュリティチップSLC52Gは、最大800Kバイトの大容量ストレージを誇り、カード所有者の個人情報を厳重に保護します。
- このSLC52Gチップは、インフィニオンの非接触技術の開発拠点である、オーストリアのグラーツにあるコンピテンスセンターで開発され非接触データ転送の卓越したパフォーマンスを提供します。
- Java Card™ Standard v3.0.5ソフトウェアは、電子IDカードの開発とテストの促進および高速化を可能にします。
- カスタマイズされたアプレットにより、証明書を効率的にパーソナライズすることができます。
- インフィニオンの Coil-on-Moduleチップパッケージ技術により、カードの堅牢性が向上し、製造コストが削減されます。チップは接着剤でカードに接着され、これまでのはんだ付けによる脆弱性の問題が解消されます。カードの耐久性が大幅に向上することにより、比較的長い期間での利用、日常使用に耐え得る仕様となります。さらに、中小のカード製造業者は、大規模な設備投資をせずに、既存の接触型カードの製造設備で、非接触型カードの生産を行うことができます。
供給状況
機械読み取り式旅券向けに、インフィニオンeMRTDアプレット(CC EAL5+)を搭載したSECORA ID Sが現在入手可能です。インフィニオン アプレットコレクションおよびMasktech社のアプレットコレクションからのアプレットは、今年後期に販売を予定しています。詳細は、 www.infineon.com/secora-id をご覧ください。
Information Number
INFDSS202006-066j
Press Photos
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The security chip SLC52G provides highest protection of the individual data of the card holder and a storage capacity of up to 800 kByte. Thanks to Infineon's Coil-on-Module chip package technology cards become more robust and their production more cost-efficientSECORA-ID-S
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