インフィニオン、新世代MOTIX™シングル ハーフブリッジICをリリース、最大47%のオン抵抗低減を達成しながら、前世代比60%の小型パッケージを実現
2022年1月18日、ミュンヘン (ドイツ)
インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は本日、新しいMOTIX™ BTN99xx (NovalithIC™+) を発表しました。本新製品はBTN89xxの後継となるユニークなインテリジェント ハーフブリッジ ファミリーです。新しいBTN99xxは、pチャネル ハイサイドおよびnチャネル ローサイドMOSFETに加えて、スマート ドライバーICを1つのパッケージに集積しています。使いやすさ、高度な保護機能、拡張性により、幅広い車載アプリケーションに適しています。さらにBTN99xxは、1つのパッケージに機能を集積しているため、PCB面積低減が重要視されるアプリケーションに適しています。また、高い信頼性により、シート制御や電動テールゲートおよびスライドドア、燃料ポンプなどのアプリケーションにも最適です。
インフィニオンのシニア バイス プレジデント兼オートモーティブ ボディ パワー製品担当ゼネラル マネージャーであるアンドレアス ドール (Andreas Doll) は、「前世代のMOTIX™ BTN89xx (NovalithIC™+) は、マーケットで定評のある非常に成功した製品です。2015年以来、世界中の自動車業界のお客様に5億個以上を出荷してきました。新しいBTN99xxファミリーは小型のHSOF-7パッケージで提供され、前世代と比較して60%のフットプリント削減を実現しています」と述べています。
新しいデバイスは、インフィニオンの高度なチップバイチップおよびチップオンチップ アセンブリ技術を使用して、堅牢なパッケージで実現されています。インフィニオンの最新MOSFET技術と革新的なチップ薄型化プロセスにより、BTN99xxの標準的な経路抵抗を47%低減し、25℃で5.30 mΩを実現していると同時に、電流上限値を75Aまで上げています。これにより、PCB消費面積を低減しつつ、大電流PWM (パルス幅変調) モータードライブの市場においてユニークかつコスト最適化されたソリューションを提供します。
MOTIX™ BTN99xxは、インフィニオンのMOTIXモーター制御ICの現行ポートフォリオを補完するもので、ディスクリート ゲートドライバーとArm®プロセッサを搭載した高集積Embedded Power モーター制御製品との間に位置づけられます。BTN99xxファミリーはBTN9970LVとBTN9990LVの2品種で構成されており、すべて7 x 8 mm²のHSOF-7パッケージで提供されます。
供給体制について
BTN9970LVは量産品を出荷開始しており、BTN9990LVは2022年2月にリリース予定です。詳細は インフィニオンWebサイトをご覧ください。MOTIX™ BTN99x0LVオンライン トレーニングは こちら をご覧ください。MOTIX™ Bridges Automotive Forumは こちらをご覧ください。
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INFATV202201-042j
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新しいMOTIX™ BTN99xx (NovalithIC™+) ファミリーは、インフィニオンの高度なチップバイチップおよびチップオンチップ アセンブリ技術を使用して、堅牢なパッケージで実現されています。インフィニオンの最新MOSFET技術と革新的なチップ薄型化プロセスにより、BTN99xxの標準的な経路抵抗を47%低減し、25℃で5.30 mΩを実現していると同時に、電流上限値を75Aまで上げています。MOTIX_BTN99xx
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