インフィニオン、インテリジェントなデータで製品開発を最適化する次世代型CIRRENT™ SaaSを発表

2022年10月20日、ミュンヘン (ドイツ)

インフィニオンテクノロジーズ（FSE: IFX / OTCQX: IFNNY）は、 OktoberTech™ 2022において、クラウドからエッジへのデジタル化を促進しています。本日、同社は次世代SaaS (Software as a Service) であるインフィニオンの CIRRENT™ IoT Network Intelligence（INI）を発表しました。これは、IoT開発者が製品に関する情報を迅速かつコスト効率よく収集して、信頼性を高め、製品性能を向上し、サポート コストを削減できるようにするクラウドSaaSのサービスです。

製品開発チームは、このサービスを利用することで、顧客や製品の問題をより迅速に特定、監視、解決できるようになります。CIRRENT™ Agentの組み込みソフトウェアを新製品に導入したり、既存のフリートに無線でロール アウトしたりすると、デバイスがCIRRENT™ Cloudにデータを報告します。開発チームは、新しい人工知能と機械学習機能を備えたオンライン コンソールを使用して製品データを分析し、現場での製品性能に関する今まで得られなかった情報を入手できます。

インフィニオンのソフトウェア＆エコシステム担当副社長であるロブ コナント (Rob Conant) は「モノのインターネット接続は、現場にある製品の可視化を可能にしますが、そうしたIoT製品会社のほとんどがデータとそのデータを見るためのツールの両方を欠いています。インフィニオンのCIRRENT™ INIは、ダッシュボードやツールを使って現場にある製品のデータを迅速に収集し、問題解決や戦略的製品開発の推進に役立つ実用的な情報を提供します。これは、お客様がより良い製品を作るためのインフィニオンのデジタル化の取り組みの一例に過ぎません」と述べています。

SimpliSafe社のエンジニアリング ディレクターであるダレル ホリガン (Darrell Holigan) 氏は「当社の製品開発の課題は、製品である屋外用セキュリティ カメラの差別化を図りながら、迅速に市場に投入することでした。インフィニオンのCIRRENT™ INIを使用することで、迅速にデータを収集し、パフォーマンスを監視して、顧客のニーズに合わせてデバイスを最適化することができました。データはお客様の成功に欠かせないものであり、コンソールはそのデータを整理・分析するための優れたソースとなります」と述べています。

CIRRENT™ IoT Network Intelligence の最新機能について

インフィニオンのCIRRENT IoT Network Intelligence (INI) は、組み込みソフトウェアCIRRENT™ Agent、クラウド データ ストレージ、分析を含むSaaSベースのサービスです。CIRRENT™ INIには、オンライン ウェブベース コンソールも含まれ、ユーザー体験の向上、返品の減少、売上の増加を目的としたデータ駆動型の製品開発を実現します。

INIサービスは、1日あたり10億以上のデータ ポイントを処理し、直近で人工知能 (AI) と機械学習（ML）を含む新機能を導入して、データ分析を加速し、問題の検証と解決に有意義なインサイトを提供します。

CIRRENT™ INIは、 AIROC™ Wi-Fiチップ、 AIROC™ Cloud Connectivity Manager、 CIRRENT™ Cloud IDなどのインフィニオン ソリューションと事前に統合されています。 ModusToolbox™の開発者は、統合済みのライブラリやサンプル アプリケーションを使用して、CIRRENT™エージェントの組み込みソフトウェアを簡単に統合することができます。CIRRENT™ INIは25のイベントと属性を内蔵しており、お客様のアプリケーションや環境に合わせたカスタム イベント、属性、測定値に拡張することが可能です。

供給体制について

インフィニオンのCIRRENT™ INIは、Wi-Fi、Ethernetまたはセルラー接続を使用する製品に導入することができ、現在 こちらで入手可能です。

詳細情報

詳細情報は、CIRRENT™ 製品ページまたは、 詳細情報のリクエストで入手可能です。