インフィニオン、新ピクセル技術に基づくi-ToFイメージャーを発表
最適なコストで3Dカメラシステムの性能向上を実現
2022年12月1日、ミュンヘン (ドイツ)
インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は、3D Time-of-Flight (ToF)のスペシャリストでプレミアム パートナーの pmdtechnologies社 と共同でIRS2875C の性能を向上させた IRS2975C イメージャーセンサーを発表します。このイメージャーは、間接ToF (i-ToF) として知られるTime-of-Flight (ToF) 原理に従って動作し、インフィニオンの最新のピクセル技術の進歩に基づく業界初のものです。IRS2975Cのフォームファクターと性能はいずれも、拡大するスポットi-ToFアプリケーションに合わせたもので、最適な電力バジェットで最高の動作範囲を実現します。この新しいi-ToFイメージャーは、スマートフォン、サービスロボット、ドローンおよびさまざまなIoT機器などの民生用ユースケースに理想的です。
インフィニオンの最新ピクセル技術には、最高の復調効率を実現する高度な3Dフィールドエンジニアリングが含まれています。さらに、埋設型光反射板により、フロントサイド照明 (FSI) センサーのコスト優位性を維持しながら、量子効率 (QE) をこれまでバックサイド照明 (BSI) センサーでしか達成できなかったレベルまで高めています。VCSELドライバーIRS9102Cと組み合わせることで、カメラモジュールの部品点数を削減し、大量生産されるスマートフォン向けに差別化した機能を提供します。
IRS2975Cは、解像度240×180ピクセルのハーフクォーター ビデオ グラフィック アレイ (HQVGA)、1/6インチイメージサークル用18mm 2という市場をリードするチップサイズを特徴としています。また、10μmの高感度画素とSBIを搭載しており、低消費電力で高集積なシステムを実現します。このイメージャーは、2.8 Vの電源レールに対応するように設計されています。さらに、独自のアイ プロテクション機構など、レーザー セーフティ機能を充実させ、ユース ケースや出力パワーのカスタマイズに高い柔軟性を持たせています。
供給体制について
IRS2975C は 2023年初めに量産を開始する予定です。詳細については、 www.infineon.com/tof-3d-image-sensors-for-consumerをご覧ください。
インフィニオンのエネルギー効率への貢献については、インフィニオンの「エネルギー効率」の Webサイトをご覧ください。
Information Number
INFPSS202212-035j
Press Photos
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Form factor and performance of the IRS2975C are tailored to the growing spot iToF applications, delivering highest possible operating range at optimal power budget.IRS2975C_application
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Form factor and performance of the IRS2975C are tailored to the growing spot iToF applications, delivering highest possible operating range at optimal power budget.IRS2975C_product
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