インフィニオン、オーディオとアクティブ ノイズ キャンセリング システム向けアナログ インターフェースの車載XENSIV™ MEMS マイクロフォンを発表
2023年6月28日、ミュンヘン (ドイツ)
アクティブ ノイズ キャンセレーション (ANC) は、車内の静粛性を確保し、乗員にリラックスしたドライビング体験をもたらします。さらに、パッシブ ダンピング方式の代わりに先進的なANCソリューションを使用することで、車両重量が大幅に減少し、車両効率にも貢献します。インフィニオン テクノロジーズ (FSE:IFX / OTCQX:IFNNY) は、XENSIV™ MEMSマイクロフォンIM68A130Aにより、アナログ インターフェースのANC システム向けに、10 Hz以下の周波数までフラットな周波数特性を持つ車載用マイクロフォンのポートフォリオを拡大します。このマイクロフォンは、インフィニオン初の車載用デジタルMEMSマイクロフォンであるIM67D130Aの成功に基づくもので、同社の自動車に関する専門知識とハイエンドMEMSマイクロフォンの技術的なノウハウが融合されています。
IM68A130Aマイクロフォンは、フラットな周波数特性、安定した位相特性、超低域ロールオフ(LFRO = 10 Hz)を特徴としています。高SN比 (SNR = 68dB(A))と高いアコースティックオーバーロードポイント (AOP = 130 dBSPL) により、優れたスピーチ性能を発揮し、あらゆるオーディオシステムの汎用マイクロフォンとして最適な製品です。また、ビームフォーミングやANCにも使用できます。マイクロフォンは車内や車外に戦略的に配置され、車内の音を検出します。次に、オーディオスピーカーを通じて反転音波が生成され、車内の音量を減らします。
この新しいマイクロフォンは、自動車業界の要件を満たすAEC-Q103-003規格に準拠しています。これにより、モジュールやシステムの認定にかかる労力と失敗のリスクを軽減することができます。この製品は、少なくとも自動車の一般的なライフサイクルにわたって供給対応されるため、デザインインの取り組みとプラットフォームソリューションの開発において省力化やコスト節減に貢献します。さらに、最大+105 ℃までの広範な動作温度範囲により、車内外のさまざまなアプリケーション環境での柔軟な使用が可能です。
供給状況について
XENSIV™ MEMSマイクロフォンIM68A130は注文可能です。詳しくは www.infineon.com/mems-microphones-for-automotive/im68a130a/をご覧ください。
高SNR、AOP、および低LFROを備えたIM66D130Aも近日発売予定です。このユニバーサル マイクロフォンは、ANCや音声アプリケーションにも適しています。デジタルPDM (パルス密度変調) インターフェースにより、A²Bバスベースのマルチマイクロフォン システムに非常に簡単に統合できます。
Information Number
INFATV202306-124j
Press Photos
-
Infineon is expanding its automotive microphone portfolio with the introduction of the XENSIV™ MEMS microphone IM68A130A, designed for ANC systems with an analog interface.XENSIV_MEMS_IM68A130A_product
JPG | 251 kb | 2126 x 945 px