インフィニオン、堅牢な高電圧絶縁、クラス最高効率、ノイズ耐性を備えるデジタル アイソレーターの新しいポートフォリオ ISOFACE™を発表

2023年6月15日、ミュンヘン (ドイツ)

デジタル アイソレーターは、その多数の優れた特性から、様々な最新設計が生まれ、優先的に選ばれるようになりました。これには、システム部品表 (BOM) の最適化やプリント基板 (PCB) 面積の縮小、低消費電力による正確なタイミング特性などが含まれます。また、改良されたコモンモード過渡耐性 (CMTI)、認定絶縁寿命、統合機能、出力イネーブルオプションもあります。インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は、堅牢な高電圧絶縁の需要の高まりに応えるため、デュアル チャネル デジタル アイソレーターのISOFACE™ の第１世代を発表しました。この新しいデバイスは、他のサプライヤーのポートフォリオとピン互換性があります。

ISOFACE™ デュアル チャネル デジタル アイソレーターが、幅広いアプリケーションに対応したインフィニオンのアイソレーション製品ポートフォリオに新たに加わりました。これには、 サーバー、 テレコム、 産業用スイッチング電源、 産業オートメーションシステム、 モーター制御と駆動、蓄電システム、 太陽光発電向けインバーターが含まれます。インフィニオンの特許取得済みのコアレス トランス (CT) 絶縁技術をベースにした新しい最先端のICは、20 年以上の専門知識を活用して、システムコストの削減、設計プロセスの合理化、市場投入までの時間の短縮を実現しています。この包括的な製品群は、多様なアプリケーションの要件を満たすために、複数のチャネル構成、フェイルセーフのデフォルト出力状態、可変または固定入力閾値、出力可能構成を提供します。

ISOFACE™ デュアル チャネル デジタル アイソレーター製品ファイリーは、ナローボディの DSO-8 パッケージに 2 つのデータチャンネルを搭載し、最大 40Mbps のデータレートをサポートし、広い動作温度範囲と生産スプレッドにわたってシグナル インテグリティを保証します。インフィニオンの堅牢な CT 技術は、100 kV/μsを超える CMTI で、システム ノイズに対する高い耐性を保証します。デジタル アイソレーター ファミリーは、最大 3000 Vrms の絶縁電圧に耐え、ノイズの多い環境でも信頼性の高いシステム運用と予測可能なデータ通信を実現します。

このデバイスの構造により、低消費電力と正確なタイミング性能を備えた簡素化された高電力密度設計において、より高いシステム効率を実現します。デフォルトの出力状態は、High と Low の両方が選択可能です。さらに、グリッチ フィルタリング、通信変調、ウォッチドッグ、低電圧ロックアウト (UVLO) などの機能を統合し、高電圧やノイズの多い厳しい産業環境においても、堅牢でフェイルセーフなデータ伝送を実現します。また、部品レベルでは UL-1577 や IEC 60747-17（VDE 0884-17）など、最も厳しい規格に準拠した絶縁、さらに IEC 62368-1 などで認証されたシステムを提供しています。

供給状況について

ISOFACE™ デュアルチャネル (2DIBx4xxF) デジタル アイソレーターは、DSO-8 パッケージでご購入頂けます。2023年秋には、産業用および車載用アプリケーションに適合する 4チャネル デジタル アイソレーターがポートフォリオに追加される予定です。詳しくは、 www.infineon.com/digitalisolatorsをご覧ください。