Imagimob、エッジ上の機械学習モデリングに革命をもたらすビジュアルGraph UXを発表
2024年1月16日、ミュンヘン (ドイツ)
インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) 傘下のImagimobは、エッジAIデバイス開発プラットフォームのImagimob Studioのアップデートを行いました。ユーザーは、機械学習 (ML) モデリングのワークフローを視覚化し、高度な機能を活用してエッジ デバイス モデルをより適切かつ迅速に開発できるようになりました。エッジ デバイス上のAI/MLに向けたImagimobの開発プラットフォームの最新リリースで、主要なユーザー エクスペリエンスのアップグレードが本格的に展開されます。まったく新しいGraph UXインターフェースは、インフィニオンのハードウェア用に組み込まれたデータ収集機能やリアルタイムのモデル評価といった高度な新機能を提供しながら、MLモデリング プロセスをより容易かつ明確にするように設計されています。
ImagimobのCTOであるアレクサンダー サミュエルソン (Alexander Samuelsson) は「私たちが今回行ったのは、ユーザーにより意味のある方法でMLプロジェクトを表現し、より自由に操作できるようにすることです。私たちの従来のワークフローが固定パイプラインによるトップダウン寄りであったのに比べて、ワークフロー全体をグラフ化して視覚化することによって、新しいさまざまな方法で物事を組み合わせてテストする可能性を開きながら、プロセスをよりよく概観できるようになります。そのため、最終的によりよいモデルが構築され、市場投入までの時間が短縮されます。Graph UXとその有能なMLバックエンドへの移行は、私たちとお客様にとって大きな変化です。私たちはMLモデリングに総合的にアプローチしていますが、これは業界において他に類を見ないことです」と述べています。
Imagimob Studio UX の大幅な改善
Imagimob Studioの新しいGraph UXでは、ズームインおよびズームアウト機能とさまざまな複雑さのレベルでの作業により、MLエンジニアリング チームがモデリング キャンバスを視覚的に完全に把握できるようになります。Graph UXは、チームとしての作業効率を容易に向上させるだけでなく、全員が同じワークスペース上でさまざまな複雑さおよび抽象化レベルで作業を行えるために、さまざまなスキルセットや経験レベルを持つチーム メンバーによるMLモデリング プロジェクトへのアクセスをさらに容易にします。
Imagimob StudioによるGraph UXのアップデートは、使いやすさを向上させるだけでなく、ML設計プロセスに次のような一連の新機能をもたらします。
- 組み込まれたデータ収集機能
- リアルタイムのモデル評価
- 複数のモデルを並行して、または順に評価して実行する機能
- モデルの出力に対する後処理
インフィニオンの各種関連開発評価ボードのサポートは今すぐ利用でき、より多くのハードウェアのサポートは近日中に追加される予定です。ユーザーが独自のハードウェアを統合することも可能です。さらにGraph UXは、インフィニオンが新たに発表したPSoC™ Edgeのような高度なモデルや、複数のアクセラレータとプロセッシング ユニットを備えたハードウェアなど、業界最先端の開発に不可欠な基盤を提供します。
供給状況について
Imagimob StudioのGraph UXアップデートはすでに利用可能です。新規ユーザーは、Imagimob StudioをダウンロードするとGraph UXを利用でき、既存ユーザーのアップデートは自動的に行われます。Graph UXの最初のリリースにはデータ収集、評価、コード生成が含まれています。将来のリリースでは、データ管理、データ クリーニング、拡張、トレーニングを含むエンドツーエンドのMLモデリング プロセス全体を同じ統合ワークフローで利用できるようになります。詳細については、 www.imagimob.com/studioをご覧ください。
Imagimob について
Imagimobは、エッジAIとTinyMLの最前線でイノベーションを推進する急成長中のスタートアップで、未来のインテリジェントな製品を開発します。スウェーデン、ストックホルムを拠点に、2013年から自動車、製造業、ヘルスケア、ライフスタイルといった各分野のグローバル企業にサービスを提供しています。2020年、Imagimobは、リソースに制約のあるデバイス向けに、エッジAIアプリケーションを迅速かつ容易にエンドツーエンドで開発するためのプラットフォーム、Imagimob Studioを発表しました。Imagimob Studioは、開発の全過程を通してユーザーをガイドし、支援することで、これまでの開発の概念を一変させる生産性の向上と市場投入までの時間短縮を実現します。また、新たにローンチされたReady Modelを使用すると、エッジAIを迅速かつ容易に実装できます。Imagimobは、最新の研究において常にトップに立ち、AIおよび組み込みテクノロジーの市場を牽引しています。2023年5月より、Imagimobはインフィニオンの傘下になりました。
詳細は www.imagimob.comをご覧ください。
インフィニオンについて
インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約58,600人の従業員を擁し、2023年会計度 (2022年10月~2023年9月) の売上高は約163億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX) 、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。ウェブサイト www.infineon.com/jp
Information Number
INFCSS202401-045j
Press Photos
-
Screenshot of Imagimob Studio’s new Graph UX. The graph depicts the workflow for capturing real-time acoustic data from a microphone or any IFX PSoC development boardImagimob_Studio_Graph_UX_data-capture
JPG | 156 kb | 2126 x 1058 px