インフィニオンのマレーシア工場が設立30周年。累積投資は8億ユーロ以上に
インフィニオンテクノロジーズは、マレーシアのマラッカ工場の操業開始から30周年を迎え、マレーシアでの事業を引き続き成功させていく決意を改めて確認しました。インフィニオンの施設の中でアジアで最大、 世界では第2位の規模を持つインフィニオンテクノロジーズ・マレーシアは現在、100万平方フィートの施設で年間100億個の半導体チップを処理する規模へと発展しました。この数量は、イ ンフィニオンの世界総生産数量の約20パーセントに相当します。
インフィニオンテクノロジーズのマラッカ工場は、インフィニオンがシーメンス社から分離独立した1999年に、公式に「Infineon Technologies (Malaysia) Sdn Bhd」という社名になりました。2002会計年度にはインフィニオンテクノロジーズマレーシアの売上高は10億ユーロに達し、マレーシアの実質国内総生産(GDP)の1.8パーセントを占めました。
インフィニオンのマラッカ工場には、現在までに、8億ユーロ以上が投資されました。マラッカ工場は、各種のディスクリート素子、パワーIC、メ モリおよびロジック半導体製品の組立と検査を行っています。マラッカ工場は、組織やチームおよび個人の卓越した功績に対する国家や企業の賞を多数受賞しています。そのなかには、権 威ある2002年度総理大臣品質賞(Prime Minister Quality Award 2002)も含まれます。
インフィニオンテクノロジーズマレーシア(本社:マラッカ)の副社長兼マネージング・ディレクタ兼カントリ・マネージャのダトゥク・ヴィルヘルム・フルイトは30周年記念にあたって、「 過去30年にわたり、インフィニオンはマラッカでワールドクラスの施設を育て上げ、マレーシア経済と足並みをそろえる形で発展させました。卓越した工場運営と事業経営という堅固な基盤を背景とした、イ ンフィニオンの成功には、優秀な社員の高い生産性、強力な業界パートナーシップおよび現地に密着したマネジメントが反映されています。インフィニオンは、当社の無線通信、自動車アプリケーション、コ ンピュータおよびマルチメディア・アプリケーション製品ラインナップを生産するハイテク生産センターとしてのマラッカ工場に、引き続き投資を行います」と、語りました。
インフィニオンについて
インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、自 動車および産業分野や有線通信市場のアプリケーションへ向けた半導体およびシステムソリューション、セキュア・モバイル・ソリューション、メモリ製品などを供給しています。米国ではカリフォルニア州サンノゼ、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京を拠点として活動しています。2003会計年度(9月決算)の売上高は61億5,000万ユーロ、2003年9月末の従業員数は約32,300名でした。イ ンフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。
Information Number
INFXX200309-116