インフィニオンのADSL2/2+システムオンチップ「AMAZON-SE」がInfoVision賞を受賞
IEC 2007において「Enabling Silicon and Component-Level Technologies」部門で受賞
ベルリン(ドイツ)
ベルリンで開催中のブロードバンド・ワールド・フォーラム(BBWF)において、独インフィニオンテクノロジーズのADSL2/2+システムオンチップ(SoC)「AMAZON-SE」が、堅 牢で高性能なソリューションであるとして、IEC(International Engineering Consortium)の「Enabling Silicon and Component-Level Technologies)」部門でInfoVision賞を受賞しました。
IEC InfoVision賞は、通信業界にとって特別に重要であったり、価値を持つ画期的な技術、アプリケーション、製品、サービスを認め、先 進的な開発や社会への貢献を実現した企業や個人に贈られます。
「IECのInfoVision賞は、現在市場に導入されている先進的なブロードバンド技術を称えており、我々は“Enabling Silicon and Component-Level Technologies”部門にて、AMAZON-SEでのインフィニオンの技術力を高く評価します。」とIEC会長、ジョン・ジャノイアック氏は述べています。
「栄えあるInfoVision賞を頂いたことは、大変な名誉です。インフィニオンは本年2つの賞をIECから頂きましたが、これは当社にとって大きな誇りです。DSL分野のリーダーとして、ま たイノベータとしての貢献が認められ、大変うれしく思います」とドミニク・ビロ(コミュニケーションソリューションズ事業本部、セールス&グループマーケティング担当シニアバイスプレジデント)は述べています。
AMAZON-SEはDSLモデム及びルータ向けの新しいSoC(システムオンチップ)ソリューションで、市場で数々の実績のあるADSL2/2+ CPE(加入者宅内装置)チ ップソリューションの第3世代にあたります。AMAZON-SEは、特にイーサネット及びUSB接続のブリッジモデムやルータ向けに開発された製品で、高品質と柔軟性を安価なシステムコストで提供できることから、 主に新興市場向けのDSL製品で使用されています。AMAZON-SEは、高集積化されたチップであるため、ADSL2/2+モデムの設計に必要な外部部品点数を従来ソリューションと比較して10%程 度削減することができます。システム設計の複雑度を低減できるほか、BOMコストを抑え、低消費電力の面でも業界の新基準になるような製品です。AMAZON-SEの最適化されたソリューションは、急 成長が見込まれるブロードバンド市場においてお客様の成功をお手伝いします。このSoCソリューションにより、システムベンダは、同じハードウェア/ソフトウェア・プラットフォームで、多 様なアプリケーションや市場に対応することができます。
この6月、インフィニオンのギガビットイーサネットスイッチ「Tantos」は、ブロードバンド・ワールド・フォーラム・アジアにおいて、「Broadband Appliances, Devices, and Home Networking」部門でInfoVision賞を受賞しました。Tantosは、ホームネットワークにおけるトリプル・プレイ・サービスをサポートするための、高 性能で低コストなソリューションです。
インフィニオンについて
インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのミュンヘンに本社を置き、エネルギー効率、モビリティ、安 全性とセキュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2006会計年度(9月決算)の売上高は79億ユーロ( キマンダの売上高38億ユーロを含む)、従業員は世界全体で約4万2,000人(キマンダの従業員約1万2,000人を含む)でした。インフィニオンは世界的に事業を展開しており、米 国ではカリフォルニア州サンノゼ、アジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。インフィニオンは、フ ランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
オンラインのニュースリリース: http://www.infineon.com/jp
Information Number
INFCOM200710.002