インフィニオンがキマンダ株式の売却計画を明確に
2007年8月6日、 ノイビーベルグ(ドイツ)
独インフィニオンテクノロジーズは、同社が保有する独キマンダ社の株式の売却について、さらに詳細な計画を明らかにしました。それによると、イ ンフィニオンはキマンダ株の保有率を2009年度の株主総会までに50パーセント以下にします(2007年6月30日時点におけるインフィニオンの持ち分は、85.9パーセント)。同 社は株式の売却やその他の資本市場の手段によって保有株を減らすという戦略を継続的に実行していきます。株式売却などによるキャッシュインフローは、インフィニオンの事業を強化するための戦略的な買収か、あ るいはインフィニオン株式の買戻しのために使われます。今回の計画はまた、インフィニオンの株主に対してキマンダの株式を配当金のような形で分配することを可能にするため、2 008年度の株主総会においてあらゆる手段を講じることを視野に入れています。この配当金はそのようなプロセスを経たあと、2009年の株主総会以後に可能になります。
インフィニオンの社長兼CEOであるヴォルフガング・ツィーバルトは、次のように述べています。「当社が昨年に行ったメモリ事業の分社と株式公開は、それぞれの事業に特化し、は っきりとした戦略と明確な見通しを持つ二つの会社を効果的に作り出しました。本日の決定により、当社はキマンダ株の削減について選択肢を一つ増やし、さらに削減のスピードについても柔軟性を確保しました。同 時に両社をさらに強化し、株主の利益を実現します」。
インフィニオンについて
インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビベルグに本社を置き、エネルギー効率、コミュニケーションズ、セ キュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2006会計年度(9月決算)の売上高は79億ユーロ(キマンダの売上高38億ユーロを含む)、 従業員は世界全体で約4万2,000人(キマンダの従業員約1万2,000人を含む)でした。インフィニオンは世界的に事業を展開しており、米国ではカリフォルニア州ミルピタス、ア ジア太平洋地域ではシンガポール、そして日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。インフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。イ ンフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
オンラインのニュースリリース: http://www.infineon.com/jp
Information Number
INFXX200708.079