スマートホームのセキュリティ：インフィニオンが中国のアプライアンスメーカーと共同でソリューション提供へ

2016年11月24日、ミュンヘン（ドイツ）および北京（中国）

スマートホーム向けアプライアンスのセキュリティを中国で実現：モノのインターネット（IoT: Internet of Things）においては不正アクセスの防止が求められます。独インフィニオンテクノロジーズをパートナーとして、「Open Laboratory for Smart Home Interconnection Security」が北京にて設立されました。この業界コンソーシアムには、Midea、Huawei Consumer BG、Tencent、および中華人民共和国工業情報化部（Ministry of Industry and Information Technology）の監督下にあるCESI（CHINA Electronics Standardization Institute - 中国電子技術標準化研究院）と共に、インフィニオンが唯一の非中国企業として設立メンバーに加わっています。メンバー企業は、中国で製造および使用される、スマートホーム向けアプライアンスのためのセキュリティテクノロジーの共同開発を目指しています。

インフィニオン取締役であるヘルムート ガッセル（Helmut Gassel）は、次のように述べています。「この共同プロジェクトは、インターネットに接続された世界のための、セキュリティソリューション開発におけるインフィニオンの能力を明確に示すものです。中国のパートナー各社と共に、『Open Laboratory for Smart Home Interconnection Security』を設立できたことを非常に喜ばしく思います。インフィニオンはメンバー各社と共に、IoTで存在感が高まってきているスマートホーム向けアプライアンスのセキュリティを保護する規格を開発していきます。このジョイントラボは消費者のプライバシー保護を向上させる大きな一歩です。」

スマートホームはスマートデバイスと家庭向けアプライアンスから構成されます。これは冷蔵庫や照明に使用される基本的なセンサーから、スマートホーム用ゲートウェイ、コントロール、また エンターテインメントシステムまでの、完全なオペレーティングシステムを備えた強力なコンピューティングアプライアンスにまで多岐にわたります。すべてのスマートアプライアンスはIPアドレスを使いインターネットに接続可能です。セキュリティが担保されなければ、攻撃に対する脆弱性を持つことになります。

中国はスマートホーム向けアプライアンスが最も急速に成長している市場です。同国でのスマートホーム向けアプライアンスは、2016年から2020年までに年率97%の成長を遂げると研究者は予測しています。スマートホーム向けアプライアンスの出荷台数は、同期間中に1,500万台から2億2,300万台にまで成長する見込みです。（IHS Markit 2016）。

インフィニオンは、IoTにおいて、よりスマートに、高セキュリティ、そして電力効率を高めることに貢献します。「センサー、コントローラー、パワーコンポーネント、セキュリティソリューション」は、コネクテッドカー（つながるクルマ）、産業、そしてスマートホーム向けアプライアンスにおよぶIoTのメジャーなアプリケーションの構成要素として必須です。インフィニオンは、半導体テクノロジー自体、および自動車、エネルギー、およびセキュリティ市場でのシステムに対する自らの理解を常に検証することにより、お客様がIoTの分野で持続可能な成功を収めることを支援しています。詳細については www.infineon.com/iotと www.infineon.com/iot-securityをご覧ください。

インフィニオン について

インフィニオンテクノロジーズは、暮らしをより便利に、安全に、エコに革新する半導体分野の世界的リーダーです。明るい未来の扉を開く鍵になる半導体をつくることが、私たちの使命だと考えています。2016会計年度（9 月決算）の売上高は65億ユーロ、従業員は世界全体で約3万6,300人。インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場(ticker symbol:IFX)、米国では店頭取引市場(ticker symbol:IFNNY)のOTCQX に株式上場しています。

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