2022会計年度は素晴らしいスタートを切る
売上高、利益ともに増加、通期見通しを引き上げ

2022/02/10 | 四半期レポート

  • 2022 会計年度第 1 四半期:売上高は 31 5,900 万ユーロで、前四半期比 5 %増、前年同期比 20 %増。事業部合計利益は 7 1,700 万ユーロ、事業部合計利益率は 22.7  %、フリーキャッシュフローは 3 7,800 万ユーロ。
  • 2022 会計年度第 2 四半期見通し:平均為替レートを 1 ユーロ=1.15 ドルとする想定に基づき、売上高は約 32 億ユーロと予想。この売上高に基づく事業部合計利益率は約 22 %と予想。
  • 2022会計年度通期見通し:平均為替レートを1ユーロ=1.15ドルとする想定(前会計年度は1ユーロ=1.20ドルと想定)に基づき、売上高は130億ユーロ(±5億ユーロ)と現時点で予想。売上高が予想範囲の中心値の場合、事業部合計利益率は約22%と予想。約24億ユーロの投資を計画。フリーキャッシュフローは約10億ユーロに達する見込み。

2021年2月3日ノイビーベルク(ドイツ)

インフィニオン テクノロジーズ(FSE: IFX / OTCQX: IFNNY)は本日、2022会計年度第1四半期(至2021年12月31日)の業績を発表しました。

インフィニオンの最高経営責任者(CEO)、ラインハルト プロス(Dr. Reinhard Ploss)は、「インフィニオンの2022会計年度は素晴らしいスタートを切りました。当社は、売上高と事業部合計利益の双方でさらに大幅な増加を達成しました。当社の製品およびソリューションに対する需要は依然として非常に好調です。当社の製造施設の稼働率は極めて高く、当社は製造能力を段階的に拡大しています。これにより、当社は当会計年度のうちに社内で製造する製品の供給力を向上させることができます。全体的に、半導体の需要は供給を大きく上回っています。電動化とデジタル化は引き続き当社のターゲット市場における大きな成長の原動力です。2022歴年も、一部のアプリケーション分野で供給の逼迫状況が続くと予想しています」と述べています。

2022 会計年度第 1 四半期グループ業績

2022会計年度第1四半期の インフィニオングループの売上高は前四半期の30億700万ユーロから1億5,200万ユーロ(5%)増加して31億5,900万ユーロとなりました。オートモーティブ(ATV)事業部、パワー&センサーシステムズ(PSS)事業部およびコネクテッドセキュアシステムズ(CSS)事業部の売上高が引き続き増加した一方で、インダストリアルパワーコントロール(IPC)事業部の売上高は若干減少しました。

第1四半期の 粗利益率は前四半期の41.2%から41.5%へわずかに改善しました。 調整後粗利益率は前四半期と変わらず43.9%でした。

事業部合計利益は6億1,600万ユーロから7億1,700万ユーロに増加し、 事業部合計利益率は20.5%から22.7%へ上昇しました。

非事業部損益は前四半期の1億3,800万ユーロの純損失に対し、1億ユーロの純損失となりました。第1四半期の非事業部損益の内訳は売上原価7,600万ユーロ、販売費および一般管理費4,700万ユーロ、ならびに研究開発費600万ユーロでした。これらに加え、その他の純営業収益として2,900万ユーロが発生しました。

営業利益は前四半期の4億7,800万ユーロから6億1,700万ユーロに増加しました。

財務収支は4,500万ユーロの費用で、これに対し前四半期は3,700万ユーロの費用でした。

法人所得税費用は1億1,700万ユーロで、これに対し前四半期は1,600万ユーロの税金収益でした。前四半期の税金収益は、繰延税金資産の再評価と税務リスクポジションの減少によるプラスの影響を受けたものです。

継続事業からの利益は、主に税金費用の大幅な増加に起因して、前四半期比で4億6,500万ユーロから4億6,100万ユーロに若干減少しました。 非継続事業からの損益は前四半期の100万ユーロの損失から400万ユーロの損失となりました。 純利益は前四半期の4億6,400万ユーロから4億5,700万ユーロに減少しました。

前四半期比での税金費用の大幅な増加は1株当たり利益にもマイナスの影響を及ぼしました。その結果、 継続事業からの 1 株当たり利益は前四半期の0.36ユーロ(基本的および希薄化後とも)から0.35ユーロへ減少しましたが、 調整後 1 株当たり利益 1(希薄化後)は前四半期と変わらず0.41ユーロでした。

当社が有形固定資産および無形資産の購入額、ならびに資産計上された開発費の合計として定義する 投資額は、前四半期の5億9,600万ユーロに対し、4億800万ユーロを計上しました。 減価償却費および償却費は前四半期の3億9,700万ユーロから3億9,300万ユーロへ若干減少しました。

フリーキャッシュフロー 2は前四半期と変わらず、3億7,800万ユーロでした。 継続事業での営業活動による純キャッシュフローは前四半期の9億7,100万ユーロから減少し、7億9,600万ユーロでした。

2022会計年度第1四半期末(2021年12月31日)現在の グロスキャッシュポジションは、2021会計年度末(2021年9月30日)現在の39億2,200万ユーロから42億8,400万ユーロへさらに増加しました。ドル高の影響によりドル建てで保有する金融負債の帳簿価額が増加しました。こうした状況を背景に、 金融負債は2021会計年度末現在の65億8,500万ユーロから7,200万ユーロ増加し、第1四半期末現在66億5,700万ユーロとなりました。対照的に、 純負債額は前四半期末の26億6,300万ユーロからさらに減少して23億7,300万ユーロとなりました。

2022 会計年度第 2 四半期見通し

平均為替レートを1ユーロ=1.15ドルとする想定に基づき、当社は2022会計年度第2四半期の 売上高を約32億ユーロと予想しています。IPC事業部の売上高はパーセント単位で1桁台後半の増加を、ATV事業部の売上高はパーセント単位で1桁台前半の増加を見込んでいます。CSS事業部の売上高は概ね安定して推移すると予想していますが、PSS事業部の売上高は季節的要因によりパーセント単位で1桁台前半の減少が見込まれます。この予想売上高の水準が達成された場合、 事業部合計利益率は約22%になる見通しです。

2022 会計年度通期見通し

平均為替レートを1ユーロ=1.15ドルとする想定(前会計年度は1ユーロ=1.20ドルと想定)に基づき、2022会計年度通期の 売上高は130億ユーロ(±5億ユーロ)と現時点で予想しています。ATV事業部とCSS事業部の売上高成長率は、グループ全体の成長率を上回る見通しです。PSS事業部の売上高は、グループ全体とほぼ同じ成長率を見込んでいます。IPC事業部の売上高はパーセント単位で1桁台後半の増加を予想しています。売上高が予想範囲の中心値の場合、 事業部合計利益率は約22%になる見通しです。

2022会計年度通期での有形固定資産、無形資産、および資産計上された開発費の合計として当社が定義する 投資額は約24億ユーロを計画しています。中期的にお客様の需要の伸びに引き続き対応できるよう、フロントエンド製造能力の拡大に重点を置きます。

減価償却費および償却費は16億ユーロから17億ユーロと予想しています。このうち約4億ユーロは、主としてサイプレス社の買収、および少額ながらインターナショナル レクティファイアー社の買収に伴う、取得原価配分の減価償却費および償却費によるものです。 フリーキャッシュフローは約10億ユーロと予想しています。

2022 会計年度第 1 四半期の事業部別業績

2022会計年度第1四半期の ATV 事業部の売上高は前四半期の12億6,700万ユーロから13億9,000万ユーロに増加しました。この10%の増加は、為替差益の影響に加え、電気自動車の需要が増加し続けたこと、および前四半期はマラッカ州(マレーシア)での一時的な製造能力の制約により影響を受けていたことが主な要因でした。 事業部利益は前四半期の2億1,100万ユーロから2億6,100万ユーロに増加し、 事業部利益率は16.7%から18.8%へ改善しました。

第1四半期の IPC 事業部の売上高は前四半期の4億700万ユーロから3億8,200万ユーロに減少しました。この6%の減少は、産業用ドライブ、再生可能エネルギー関連製品および家電の需要が通常の季節的要因により減少したことに起因します。 事業部利益は、前四半期の一時的な製造面での制約が今四半期は発生しなかったため、前四半期の7,200万ユーロから7,300万ユーロへ若干改善しました。 事業部利益率は前四半期の17.7%から19.1%に上昇しました。

第1四半期の PSS 事業部の売上高は前四半期の9億4,500万ユーロから9億5,500万ユーロへと1%の微増となりました。スマートフォン向けコンポーネントの需要は季節的要因により減少しましたが、各種アプリケーション向けパワー半導体の関連事業は成長を続けました。とりわけ、バッテリー駆動アプリケーションに使用されるコンポーネントの売上高が増加しました。 事業部利益は前四半期の2億7,600万ユーロから2億8,500万ユーロに増加し、 事業部利益率は前四半期の29.2%から29.8%へ改善しました。

第1四半期の CSS 事業部の売上高は前四半期の3億8,600万ユーロから11%増加し、4億2,700万ユーロとなりました。この増加は主に、マイクロコントローラ、Wi-Fiコンポーネントおよび政府系ID事業に関連するものです。 事業部利益は前四半期の6,000万ユーロから1億ユーロへ大幅に増加し、 事業部利益率は前四半期の15.5%から23.4%へ改善しました。

インフィニオンについて

インフィニオン テクノロジーズは、暮らしをより便利に、安全に、エコに革新する半導体分野の世界的リーダーです。明るい未来の扉を開く鍵になる半導体をつくることが、私たちの使命だと考えています2021会計年度(9月決算) の売上高は約111億ユーロ、従業員は世界全体で約50,280人。世界の半導体メーカー上位10に入る半導体企業です。

インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場 (銘柄コード: IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード: IFNNY) に株式上場しています。

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INFXX202202-046j

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