インフィニオン、ハンガリーに高出力半導体モジュールの製造拠点を開設
エレクトロモビリティとグリーン エネルギーを促進
2022年10月6日、ミュンヘン (ドイツ) 、ツェグレード (ハンガリー)
インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は、ハンガリー ツェグレードに新工場を開設しました。この工場は、世界のCO2排出削減の鍵となる自動車の電動化のための高出力半導体モジュールの組み立てとテストに特化したものです。インフィニオンは、風力タービンや太陽電池モジュールからエネルギー効率の高い駆動装置まで、グリーン エネルギーを可能にする高出力モジュールの生産能力の増強にも投資しています。
インフィニオンの最高業務執行責任者 (COO) であるルトガー ヴァイブルグ (Dr. Rutger Wijburg)は「インフィニオンは長期的な成長路線を追求しています。脱炭素化とデジタル化への潮流により、当社の半導体ソリューションに対する需要が高まっています。ツェグレードは、すでにグリーン エネルギーの分野で優れた実績を上げていますが、この新たな製造拠点により、エレクトロモビリティ アプリケーションの需要の増加に対応可能になります。インフィニオンは、早い段階からエレクトロモビリティの成長に向けた投資を行ってきており、今ではグリーン エネルギーへの移行実現のために重要な半導体メーカーとなっています」と述べています。エレクトロモビリティの成長には議論の余地がありません。アナリストの予測では、2027年までに生産される車の50%以上が完全または部分的に電動化されたドライブトレインを持つ車になると言われています。
インフィニオンは設立以来、ハンガリーに継続的なコミットメントを示してきましたが、今回、ハンガリー政府からの支援も得て、新工場に1億ユーロを追加投資しました。インフィニオン ツェグレードのマネージング ディレクターであるタマス シャボー(Tamás Szabó)は「インフィニオンは革新的な半導体製品のメーカーとして、ハンガリーの信頼性の高い産業インフラを基盤に25年以上にわたって事業を展開しています。インフィニオンは長年、パワーモジュールで高い評価を得ており、世界中の顧客にサービスを提供しています」と述べています。
インフィニオンはパワー半導体のトップ企業として、再生可能エネルギーの拡大やグリーン電力の高効率な蓄電と利用の推進に貢献しています。車載用半導体の分野でも、電気自動車の開発のパイオニアとしてグローバル市場を牽引しています。2021年に生産された電気自動車やハイブリッド車の約半数が、インフィニオンの半導体を使用したインバータを搭載しています。
新工場が完全に稼働すると、ツェグレードのインフィニオンの従業員は275人増え、総従業員数は約1,600人になります。生産は2022年2月に開始しています。
インフィニオンのサステナブルなモビリティに向けた取り組みは こちらをご覧ください。
インフィニオンについて
インフィニオン テクノロジーズは、暮らしをより便利に、安全に、エコに革新する半導体分野の世界的リーダーです。明るい未来の扉を開く鍵になる半導体をつくることが、私たちの使命だと考えています。2021会計年度(9月決算) の売上高は約111億ユーロ、従業員は世界全体で約50,280人です。
インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場 (銘柄コード: IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード: IFNNY) に株式上場しています。
Information Number
INFXX202210-004j