インフィニオン、ステランティスとSiC半導体の複数年供給に関する覚書を締結
2022年11月14日、ミュンヘン (ドイツ)
インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は、グローバル自動車メーカーのステランティスと炭化ケイ素 (SiC) 半導体の複数年にわたる供給協力に向けた第一歩として、拘束力のない覚書を締結しました。インフィニオンは、SiC半導体の供給能力を確保し、2020年代後半にCoolSiC™ ベアダイ チップをステランティスの直接のTier1サプライヤーに供給することになります。潜在的な調達量と確保される供給能力は、10億ユーロ相当を大幅に上回ります。
インフィニオンのオートモーティブ事業部プレジデントであるピーター シーファー (Peter Schiefer) は「私たちは、エレクトロモビリティを固く信じており、人々の日常生活の一部となっているステランティスのような大手自動車メーカーとパートナーシップを築くことを非常に嬉しく思っています。従来の電力技術に比べ、SiCは電気自動車の走行距離、効率、性能を向上させます。先進的なCoolSiC™ テクノロジーと供給能力への継続的な投資により、インフィニオンは、エレクトロモビリティにおけるパワーエレクトロニクスへの高まる需要に応えてまいります」と述べています。
インフィニオンとステランティスは、ステランティス傘下のブランドの電気自動車用に CoolSiC™ Gen2p 1200 V および CoolSiC™ Gen2p 750 V チップを提供することについて協議を行っています。インフィニオンのCoolSiC™テクノロジーの比類なき性能、信頼性および品質により、より長い走行距離とより低い消費電力で最高のユーザー体験を提供する自動車を実現すると同時に、ステランティスのプラットフォームが標準化され、シンプルでより進化したものになるよう支援します。
インフィニオンは、自動車産業に高品質な製品を十分に供給し、サプライヤーとして市場をリードする役割を担っています。インフィニオンは、自動車業界からの加速する需要に備え、大規模な投資を行っています。例えば、2024年には、SiCのための新しい工場がマレーシアのクリムで製造を開始する予定です。これは、インフィニオンのマルチサイト戦略に従って、オーストリアのフィラッハの既存の製造能力を補完するものです。
インフィニオンについて
インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約56,200人の従業員を擁し、2022年会計度 (2021年10月~2022年9月) の売上高は約142億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。
Information Number
INFXX202211-024j
Press Photos
-
Peter Schiefer, Division President Automotive of InfineonPeter-Schiefer_Infineon
JPG | 719 kb | 1417 x 2126 px