インフィニオン、監査役後任にヘルベルト ディースとクラウス ヘルムリッヒを指名
ヴォルフガング エダーとハンス ウルリッヒ ホルデンリートは退任
2022年12月16日、ミュンヘン (ドイツ)
インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) の監査役会は、2023年2月16日の年次総会に向けて、最近の戦略的決定に伴い、会社組織の変更を提案しました。これにより、2019年から監査役会会長を務めるヴォルフガング エダー (Dr. Wolfgang Eder) とハンス ウルリッヒ ホルデンリート (Hans-Ulrich Holdenried) は監査役会の提案を支持し、次の年次総会で監査役から退任することを決定しました。ヘルベルト ディース (Dr. Herbert Diess) およびクラウス ヘルムリッヒ (Klaus Helmrich) が現在の後任候補となっています。年次総会での承認投票により、ヘルベルト ディースが監査役会会長に就任する予定です。
監査役会会長のヴォルフガング エダーは「今こそ監査役会を更新するよいタイミングと考えています。まず、インフィニオンにとって過去最大の約100億ドルの買収となったサイプレスは、順調に統合が進んでいます。第二に、ヨッヘン ハネベック率いる新しいマネジメント ボード チームは素晴らしい働きをしています。インフィニオンの歴史の中で最高の会計年度に関連しては、私たちは共同でさまざまな戦略的決定を行い、ターゲット オペレーティング モデルを刷新し、インフィニオンの長期的な将来方針を描いてきました。このような重要な局面で、インフィニオンの成功に貢献できたことを嬉しく思います。年齢を問わない、より長期的な影響力を持つ監査役会を再編成するために、私は再選を希望しません。インフィニオンを取り巻く非常に厳しい事業環境を考えると、ヘルベルト ディースをとして理想的な後任候補として迎えることができるのは喜ばしいことです。彼は、インフィニオンと業界の状況について優れた知識を持っています」と述べています。
ヘルベルト ディースは「半導体産業における性能と生産性の向上は、さまざまな分野で新技術を極めて急速に進歩させる原動力となっています。ここでインフィニオンは、世界的に見ても特別な位置を占めています。インフィニオンのパワー半導体が風力や太陽光から環境にやさしい電気エネルギーを生成し、送電し、変換し、利用することは、非常に効率的で経済的に魅力的なことです。インフィニオンのセンサーとマイクロコントローラーは、私たちの環境が継続的につながり、よりインテリジェントになるようにし、たとえば未来志向のモビリティへの道を切り開くものです。脱炭素化とデジタル化という大きなトレンドとともに、この状況はインフィニオンに素晴らしい成長機会をもたらします。インフィニオンは、世界規模の大きな課題に対するソリューションのファシリテーターとしての役割をますます高めています。インフィニオンとともに、この道のりを進むことは、私にとって大きなモチベーションとなります」と述べています。
インフィニオンのCEOであるヨッヘン ハネベック (Jochen Hanebeck) は「気候変動は私たちの時代の課題です。脱炭素化とデジタル化はこの課題を克服するための鍵です。インフィニオンがこれらに長期的に貢献し続けるために、私たちは最近、監査役会とともに会社の方向性に影響を与える重要な決定を行いました。経営委員会を代表して、ヴォルフガング エダーとハンス ウルリッヒ ホルデンリート両氏の並々ならぬ信頼と生産的な協力に心から感謝したいと思います。同時に、ヘルベルト ディースおよびクラウス ヘルムリッヒの両氏が、当社の事業の将来を決定付ける主要なテーマについて実績ある専門家として立候補されたことを嬉しく思います」と述べています。
ヴォルフガング エダーは、2018年にインフィニオンの監査役会メンバーに就任し、2019年からは監査役会会長を務めています。また、2022年からはvoestalpine 社の監査役会会長も兼任しています。1978年から2019年までvoestalpine社に在籍し、2004年から2019年まで同社のマネジメントボードの会長を務めました。
ハンス ウルリッヒ ホルデンリートは、2010年からインフィニオンの監査役会のメンバーです。2009年より独立系ビジネスコンサルタント、それ以前は1976年から2008年まではヒューレット パッカード社に勤務し、2004年から2008年までヒューレット パッカード ドイチェランドGmbH社のマネージング ディレクターを務めました。
ヘルベルト ディースは、2018年から2022年までフォルクスワーゲン社のCEOを務めました。1989年にロバート ボッシュGmbH社でキャリアをスタートし、その後、BMW 社 (2007年から2015年まで取締役会メンバー) およびVWグループにて役員を歴任しました。2015年から2020年までインフィニオンの監査役会メンバーとなっています。
クラウス ヘルムリッヒは、ZF Friedrichshafen 社とFesto SE & Co.KG社の両監査役会のメンバーであり、Friedhelm Loh Stiftungの財団評議会のメンバーでもあります。それ以前は、2021年までの35年間にわたってシーメンス社でさまざまな役職を歴任し、2011年からはシーメンス社の経営委員会のメンバー、2019年からはデジタル インダストリー担当CEOを務めています。
インフィニオンについて
インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約56,200人の従業員を擁し、2022年会計度 (2021年10月~2022年9月) の売上高は約142億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX)、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。
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INFXX202212-040j