インフィニオン、SiCウエハーおよび結晶ブールの供給契約をTanKeBlue と締結し、調達基盤をさらに多様化

2023/06/16 | ビジネス&フィナンシャルプレス

2023年5月3日、ミュンヘン (ドイツ)

 

インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は、炭化ケイ素 (SiC) の調達基盤を多様化し、競争力のあるSiC供給元をさらに確保するため、中国のSiCサプライヤーであるTanKeBlueと長期契約を締結しました。この契約により、TanKeBlueはインフィニオンに対して、競争力があり、高品質なSiC半導体製造用150mmウエハーおよび結晶ブールを供給し、長期的に予測される需要に対して2桁のシェアをカバーします。

 

本契約は、中国市場における車載、太陽光、EV充電、蓄電システムなどのためのSiC半導体製品の需要拡大に向けたサプライチェーンの安定化に寄与し、新たな半導体材料であるSiCの急成長を広く支えることにもなります。本契約は第1段階では150mm SiC材料が中心ですが、TanKeBlue社は200mm SiC材料も提供し、インフィニオンの200mmウエハーへの移行をサポートします。

 

インフィニオンの最高購買責任者 (CPO) であるアンジェリーク ヴァン デル ブルグは「インフィニオンは、SiCの需要拡大に応えるため、マレーシアとオーストリアの生産拠点で製造能力を大幅に拡大しています。現在、お客様に可能な限り広範な製品群を提供するため、SiC技術と製品ポートフォリオへの投資を倍増しています。さらに、インフィニオンはマルチサプライヤーおよびマルチカントリー調達戦略を導入し、幅広い顧客基盤のために弾力性を高めています。優れた材料性能を提供するTanKeBlueと競争力のある契約を締結できたことを嬉しく思っております」と述べています。

 

TanKeBlueのCEOであるYang Jian氏は「パワー半導体の世界リーダーであるインフィニオンとの提携の機会を歓迎します。TanKeBlueは今後もSiC材料の改良を続け、次世代の200mmウエハー技術を開発する予定です。その点でもインフィニオンは素晴らしいお客様であると評価しています。

 

インフィニオンは現在、2030年までに世界シェア30%という目標を達成するために、SiCの製造能力を拡大しており、その能力は2027年までに現在の10倍になる見込みです。オーストリアのフィラッハの製造能力に加え、2024年にはマレーシアのクリム新工場が生産を開始する予定です。インフィニオンはすでに世界中で3,600社以上の自動車および産業分野のお客様にSiC半導体を提供しています。

インフィニオンについて

インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約56,200人の従業員を擁し、2022年会計度 (2021年10月~2022年9月) の売上高は約142億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX) 、米国では店頭取引市場のOTCQX  (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。ウェブサイト www.infineon.com/jp

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INFXX202305-100j

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