インフィニオンとウルフスピード、SiC の150mmウエハーの複数年供給契約の拡大・延長を発表
2024年1月23日、ミュンヘン (ドイツ) およびダーラム (米国)
パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであるインフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) とSiC (炭化ケイ素) 技術のグローバルリーダーであるウルフスピード (NYSE: WOLF) は本日、2018年2月に締結した既存の150mm SiCウエハー長期供給契約の拡大および延長を発表しました。延長された契約には、複数年の生産能力予約契約 (capacity reservation agreement) が含まれています。これは、インフィニオンの全般的なサプライチェーンの安定化に加え、自動車、太陽光、EVアプリケーション、蓄電システム向けのSiC半導体の需要拡大に関しても貢献するものです。
インフィニオンのCEO、ヨッヘン ハネベック (Jochen Hanebeck) は「SiCデバイスの需要が増加し続ける中、インフィニオンは150mmおよび200mm SiCウエハーの高品質でグローバルかつ長期的な供給基盤を確保するため、マルチソーシング戦略をとっています。ウルフスピードとの長期にわたるパートナーシップは、インフィニオンの今後のサプライチェーンの強靭性をさらに強化するものです。私たちは20年以上にわたってウルフスピードと協業しており、自動車、産業、エネルギー市場にSiCの有望性をもたらし、顧客がこのエネルギー効率の高い技術を活用して脱炭素化を促進できるよう支援してきました」と述べています。
SiCベースのパワー ソリューションの採用は、多くの市場で急速に拡大しています。SiCソリューションは、より小型、軽量でコスト効率の高い設計を可能にし、エネルギーをより効率的に変換することで、クリーン エネルギー アプリケーションという新しい機会をもたらします。このような成長市場をより支援するため、インフィニオンは供給基盤を継続的に多様化し、高品質のSiC基板へのアクセスを確保しています。
ウルフスピードのプレジデント兼CEOであるグレッグ ロウ氏は「ウルフスピードはSiC製造の世界的リーダーであり、自動車および産業の両市場の大手サプライヤーであるインフィニオンのような主要顧客に高品質の素材を提供し、SiCへの業界の移行を促進しています。業界の予測によると、SiCデバイスとそれを支える材料の需要は、2030年に向けて大幅に成長し、年間200億ドルの規模になると見込まれています。インフィニオンとのパートナーシップを継続し、今後SiCウエハーの主要サプライヤーとして貢献できることを嬉しく思っています」と述べています。
ウルフスピードについて
ウルフスピード (NYSE: WOLF) は、SiC技術の世界的採用で市場をリードしています。効率的なエネルギー消費と持続可能な未来のために、業界をリードするソリューションを提供しています。ウルフスピードの製品群には、電気自動車、急速充電、再生可能エネルギー、ストレージなど様々な用途をターゲットとしたSiC材料やパワーデバイスがあります。私たちは、ハードワーク、協力、イノベーションへの情熱を通じて可能性の力を解き放ちます。詳しくは www.wolfspeed.com
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インフィニオンについて
インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約58,600人の従業員を擁し、2023年会計度 (2022年10月～2023年9月) の売上高は約163億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード：IFX) 、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード：IFNNY) に上場しています。ウェブサイト www.infineon.com/jp
Information Number
INFXX202401-049j
