インフィニオン、顧客向けプロダクト カーボン フットプリント データで脱炭素化をリード
- 各製品ファミリーによる気候変動への影響について顧客に透明性を提供
- 半導体業界で先駆的な役割を果たし、最終的には製品ポートフォリオ全体をカバーする見通し
- 製品レベルでのカーボン フット プリント データの提供は インフィニオンのサステナビリティ戦略における大きなマイルストーン
2024年6月10日 ミュンヘン (ドイツ)
インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は、包括的なプロダクト カーボン フットプリント (PCF) データを顧客に提供し、半導体業界で先駆的な役割を果たします。インフィニオンは、製品ポートフォリオの約半数から開始し、最終的にはすべての製品のPCFデータを提供する予定です。この取り組みにより、顧客は自らのサステナビリティ目標を推進し、サプライチェーン全体を通じて効果的にカーボン フットプリントを削減することができるようになります。プロダクト カーボン フットプリントは、個々の製品に関連する温室効果ガス排出量を定量化する指標であり、異なる製品の気候への影響を比較することができます。インフィニオンは、2024年6月11日から13日までドイツのニュルンベルクで開催される展示会であるPCIMで、顧客にさらなるインサイトを共有する予定です。
インフィニオンのマネジメント ボード メンバーであり、チーフ デジタル サステナビリティ オフィサー (CDSO) のエルケ ライヒャルト (Elke Reichart) は「包括的なプロダクト カーボン フットプリント データを提供することで、ネットゼロ社会のビジョンを推進し、インフィニオンの顧客がより効果的に二酸化炭素排出量を削減できるようにします。インフィニオンは、今後数年間でプロダクト ポートフォリオ全体を網羅することを約束し、炭素排出に関する透明性において主導的な役割を果たします。これは、テクノロジーだけでなく、サステナビリティの面でもリーダーでありたいというインフィニオンの意欲を強調するものです」と述べています。
インフィニオンが個々の製品について提供する具体的なデータは、自社のカーボンフットプリントの透明性を高めたいと考える顧客にとって不可欠なものであり、そうした顧客は増加しています。さらに、バリューチェーンに沿った排出量削減の可能性をさらに活用するために、情報に基づいた意思決定を支援します。
業界標準が確立されていないなか、インフィニオンは、顧客のニーズとベストプラクティスを取り入れながら、プロダクト カーボン フットプリントを測定するための確固たる手法を開発しました。原材料と供給品、自社の製造プロセス、製造パートナー、資本財、および顧客への輸送(いわゆる「ゆりかごからゲートまで」)の排出を含めています。つまり、インフィニオンが報告するプロダクト カーボン フットプリントは、スコープ1および2の排出量に加え、顧客のゲートまでの全過程である、サプライヤーや製造パートナーからのスコープ3の排出量もカバーしています。プロダクト カーボンフットプリントは、二酸化炭素換算キログラム(kg CO 2 e)で表されます。
インフィニオンは、参照可能な製品ファミリーの評価を インフィニオンのウェブサイトで公開しています。
透明性の推進は、脱炭素化とデジタル化へのインフィニオンの強いコミットメントと密接に関係しています。インフィニオンの製品は、世界のエネルギー変換、ひいてはネットゼロ社会に大きく貢献しています。これらの製品は、太陽光発電所や風力発電所、電気自動車で使用され、AIデータセンターを含む数多くのアプリケーションでエネルギー効率を高めています。インフィニオンの半導体は、その製品寿命を通じて、製造時に排出されるCO 2 eの34倍を削減しています。
カーボン フットプリントを製品レベルにまで分解することは、インフィニオンのサステナビリティの過程における新たなマイルストーンです。インフィニオンはすでに、直接および間接排出(スコープ1および2)について、2030年までにカーボン ニュートラルを達成することを約束しています。昨年、インフィニオンはさらに、サプライチェーンの排出量 (スコープ3) も含めた科学的根拠に基づく目標を設定することを約束しました。
インフィニオンについて
インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約58,600人の従業員を擁し、2023年会計度 (2022年10月~2023年9月) の売上高は約163億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード:IFX) 、米国では店頭取引市場のOTCQX (銘柄コード:IFNNY) に上場しています。ウェブサイト www.infineon.com/jp
Information Number
INFXX202406-112j
Press Photos
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Elke Reichart, Member of the Management Board and Chief Digital and Sustainability Officer at InfineonElke_Reichart_2024
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OptiMOS™ 6 as an example for Product Carbon Footprint (PCF) data provided by InfineonOptiMOS-Carbon-Footprint
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