パワーオーバーイーサネット(PoE)
お客さまのPower over Ethernet(PoE)電源設計を、次のレベルである新しいIEEE 802.3bt規格に対応させましょう
信頼性が高く、電力効率の高いPower over Ethernet (PoE) 電源の設計
Power over Ethernet (PoE) は長年にわたって使用されてきましたが、最新の標準IEEE 802.3btでは、ツイストペア・イーサネット・ケーブルを介して供給できる最大電力が増えています。新規格は2018年に承認され、多くの新たなPoEアプリケーションへの扉を開きます。
Power Sourcing Equipment(PSE)は、8つの異なる電力クラスで最大100 Wを提供するようになりましたが、Powered Devices(PD)は、100 mのイーサネットケーブルで最大71 Wまで使用できます。特にこの新しいPoE規格の採用は、同じ物理寸法を維持しながら、PSE側の電力密度を高めることができるかどうかに、大きく依存しています。
インフィニオンは、電源に関して長年にわたる専門知識を持っており、PoE設計の電源用に、信頼性が高く効率的なMOSFETラインアップを提供します。
- Power Sourcing Equipment(PSE) は、PoEスイッチ、エクステンダー、インジェクターなど、ツイストペア・イーサネット・ケーブルで電力を供給することができる機器です。PSEは高い信頼性を持ち、デバイスの障害を防ぎ、接続されたPDの無停止動作を保証する必要があります。802.3btタイプ3およびタイプ4 PoEでは、PoEスイッチの電力需要が大幅に増加するため、電源設計の変更が必要になります。
- 受電装置(PD) には、IP電話、RFIDリーダー、5Gスモールセル無線ユニット、Wi-Fiアクセスポイント、シンクライアント、IPカメラ、会議システム、パブリックアドレスシステム、アクセスコントロールユニットなど、PoEで駆動するデバイスが含まれます。こうしたデバイスは、電力密度の増加中は高い電力効率が求められ、長時間にわたって過酷な環境となりうる条件下でも、確実に実地動作する必要があります。
Webinars
Join this webinar to learn more about the latest IEEE 802.3bt standard for Power over Ethernet (PoE) and upcoming opportunities in emerging markets such as smart buildings. We will talk about the basics of the new PoE specification, the increase of power levels up to 100 W per port and the changes it entails for power supply and system designs, both for power sourcing equipment as well as powered devices. With a focus on power semiconductors for AC-DC and DC-DC power topologies, we will show how Infineon's portfolio can help overcome upcoming design challenges.