TLS4120D0EP V33
OPTIREG™ Switcher TLS4120D0EP V33は、車載アプリケーション向けに特化して設計したスタンドアローン型同期整流式ステップダウンです。このデバイスの電流容量は2A、出力電圧は3.3V固定で、帰還電圧精度は±2%です。インテグレーテッドパワーステージ、ソフトスタート機能、補正により、必要となる外付け部品を減らすことができるため、システムコストとボードスペースを削減できます。広い入力電圧範囲(3.7V~35V)と100%デューティサイクル動作モードで車載アプリケーションにおけるバッテリークランキングに適したデバイスです。スイッチング周波数範囲も広いため、適切なコイルとコンデンサを選択することができます。スイッチング周波数は外部クロック信号と同期させることができます。PWM処理においてEMI性能を改善するためにスペクトラム拡散周波数変調を有効化することができます。軽負荷時にPFMモードで低消費電流とすることで効率を最適化できます。ディセーブルモードでは、消費電流は通常1μAまで下がります。TLS4120D0EP V33は、出力電圧の低電圧および過電圧状態を検知することができ、これをリセット出力信号で表示します。バックコンバータ出力で短絡状態になると、デバイス保護のために過電流および過負荷保護機能が過剰な電流を回避します。これに加え、内蔵のサーマルシャットダウン機能がデバイスを過熱状態から守ります。さらに、強化したPG-TSDSO-14エクスポーズドパッドパッケージは、お客様での使用用途において優れた熱性能を実現します。
特長
- 広い入力電圧範囲:3.7V~40V
- 出力電圧:3.3V ±2%
- 出力電流:2A
- 低い消費電流:34μA
- イネーブル
- 低電圧/過電圧検知で柔軟なリセット機能
- 外部抵抗器との正確なリセットタイミング
- 広いスイッチング周波数範囲:320kHz~560kHzおよび1.6MHz~2.8MHz
- 100%デューティ―サイクル動作
- 外部周波数との同期
- EMI性能を上げるスペクトラム拡散周波数変調
- ソフトスタート機能
- 内蔵の補償ネットワーク
- ディセーブル状態時の出力放電機能
- ディセーブル状態でのきわめて低い電流消費(通常1μA)
- 過熱時サーマルシャットダウン機能
- 電流制限機能
- 広い接合部温度範囲:-40°C~150°C
- AEC規格適合
利点
- 苛酷な車載環境向けに設計
- 幅広い入力電圧範囲
- 無負荷状態での低暗電流動作
- サイズと柔軟性を考慮して最適化
- 100%デューティサイクルでのクランキング条件に好適
- 最低限の外付け部品で柔軟なリセット
推奨アプリケーション例
- 主なアプリケーション
- 車載用の汎用ECU
- BCM、ゲートウェイ、クラスター
- カメラ、レーダー、テレマティックス
- インフォテインメント、車載用メディア、ディスプレイ、ダッシュボード
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