TLS4120D0EPV
OPTIREG™ Switcher TLS4120D0EPVは、車載アプリケーション向けに特化して設計したスタンドアロン型同期整流式ステップダウンDC/DCコンバータです。このデバイスの電流容量は2A、出力電圧は調整可能で、帰還電圧精度は±2%です。インテグレーテッドパワーステージ、ソフトスタート機能、補償により、必要となる外付け部品を減らすことができるため、システムコストとボードスペースを削減できます。広い入力電圧範囲(3.7V~35V)と100%デューティサイクル動作モードで車載アプリケーションにおけるバッテリクランキングに好適なデバイスです。スイッチング周波数範囲も広いため、適切なコイルとコンデンサを選択することができます。スイッチング周波数は外部クロック信号と同期させることができます。PWM処理においてEMI性能を改善するためにスペクトラム拡散周波数変調を有効化することができます。軽負荷時にPFMモードで消費電流を低くすることで効率を最適化できます。ディセーブルモードでは、消費電流は通常1μAまで下がります。TLS4120D0EPVは、出力電圧の低電圧および過電圧状態を検知することができ、これをリセット出力信号で表示します。バックコンバータ出力で短絡状態になると、デバイス保護のために過電流および過負荷保護機能が過剰な電流を回避します。これに加え、内蔵のサーマルシャットダウン機能がデバイスを過熱状態から守ります。さらに、強化したPG-TSDSO-14エクスポーズドパッドパッケージは、車載アプリケーションにおいて優れた熱性能を実現します。
特長
- 広い入力電圧範囲:3.7V~40V
- 調整可能な出力電圧:3V~10V ±2%
- 最大出力電流:2A
- 低い消費電流:34μA
- イネーブル機能
- 低電圧/過電圧検知で柔軟なリセット機能
- 外部抵抗器との正確なリセットタイミング
- 広いスイッチング周波数範囲:320kHz~560kHzおよび1.6MHz~2.8MHz
- 100%デューティサイクル動作
- 外部周波数との同期
- EMI性能を上げるスペクトラム拡散周波数変調
- ソフトスタート機能
- 内蔵の補正ネットワーク
- ディセーブル状態時出力放電機能
- ディセーブル状態時のきわめて低い電流消費(概ね1μA)
- 過熱時サーマルシャットダウン機能
- 出力電流制限機能
- 広い動作温度範囲:-40°C~150°C
- AEC規格適合
利点
- 苛酷な車載環境向けに設計
- 幅広い入力電圧範囲
- 無負荷状態での低暗電流動作
- サイズと柔軟性を考慮して最適化y
- 100%デューティサイクルでのクランキング条件に好適
- 最低限の外付け部品で柔軟なリセット
推奨アプリケーション例
- 車載用の汎用ECU
- BCM、ゲートウェイ、クラスタ
- カメラ、レーダー、テレマティックス
- インフォテインメント、車載情報媒体、ディスプレイ、ダッシュボード
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