BGMC1210
概要
BGMC1210は、パワーアンプ (PA) 用のバイアス制御ICです。本デバイスはドハティPA用に最適化されており、PAごとに4つのDAC出力で、最大2つのPAにバイアス供給しますが、どのようなPA構成でも使用可能です。DACの分解能は12ビットで、電流駆動能力はソース50mA、シンク20mAです。DACは、独立した電源を持つ2つのグループで構成されており、LDMOSおよびGaNトランジスタにバイアス供給するために、正と負の電源電圧で動作させることができます。さらに、「BGMC1210」は、PAの高速TDD動作用のクランピング スイッチと、電源電圧とドレイン電流を測定するためのADCを内蔵しています。
特長
- 12ビット分解能のDACを8個搭載
- 2電流シャントADC, 1電圧ADC
- Vout 範囲: -7…0 / 0…7 V
- 温度センサー内蔵
- 制御インターフェース: I2C & I3C
- パッケージ: VQFN-32 (5x5 mm²)
利点
- TX2チャンネル向けドハティPA用バイアス&コントロールチップ
- GaNおよびLDMOS PA用の正負出力範囲
- 高速TDD動作用の内蔵クランピング スイッチとバッファ
- PA電流および電圧測定用の内蔵60V ADC
- 温度センサーと高速 I2C & I3C シリアルインターフェース
推奨アプリケーション例
- 5G マッシブMIMO
- スモールセル
- 基地局
- 分散型アンテナシステム (DAS)
図
サポート