TLT9255WLC
概要
TLT9255WLCは、高温下で長寿命が要求されるアプリケーション向けで、フレキシブルデータレート最大5MB、グレード0(Ta=150°)のインフィニオン初の高速CANトランシーバです。
TLT9255WLCはパーシャルネットワーキングでCAN FD 5MBに対応します。 TLE9255WのSPIインターフェイスはウェイクアップ機能の設定、INH出力、デバイスのモード制御と低電圧制御に使われます。
これによりTLE9255Wはさまざまな車載アプリケーション向けに柔軟に使うことができます。TLT9255WLCは小型のリードレスTSON-14にパッケージングされており、自動光学検査(AOI)での端子先端検査(LTI)が可能な機能が施されています。
CANHとCANL信号の高度な対称性により、TLT9255Wの電磁放射は広い周波数範囲できわめて低く、TLT9255Wは車載、産業アプリケーションにおいてコモンモードチョーク無しで動作が可能です。TLT9255WはRoHS準拠のPG-TSON-14にパッケージングされており、ISO11898-2 (2016)規格に準拠しています。
特長
- ISO11898-2 (2016)規格に完全準拠
- インフィニオンの車載製品品質
- 高温ミッションプロファイル向けにAEC-Q100グレード0(Ta:-40°C~+150°C)の要件に適合
- HSCAN標準データレート最大1MBit/s
- CAN FDデータレート最大5MBit/s
- 電磁耐性(EMI) を得るための幅広いコモンモード範囲
- きわめて低い電磁放射(EME)
- 優れたESD耐性
- VCC、VBATピンの個別電圧供給概念 コンセプト
- フェイルセーフ機能‐TxDタイムアウト‐過熱シャットダウン‐過熱警告
- 拡張したVCC、VIO供給電圧範囲
- GND、バッテリー、VCCとのCAN短絡保護機能
- 過熱保護機能
- ISO11898-2 (2016)に基づく先進のバスバイアス法
- 世界中のOEMで使用できるように最適化されたフィルター時間(0.5µs/1.8µs)のバスウェイクアップパターン(WUP)機能
- 低消費電力モードでのウェイクアップパターン(WUP)検出
- ISO11898-2 (2016)規格に準拠のウェイクアップフレーム(WUF)検出
- CAN FDトレラント機能でのウェイクアップフレーム検出
- ローカルウェイクアップ入力
- 最大4MHzのSPIクロック周波数
- グリーン製品(RoHS指令に準拠)
推奨アプリケーション例
- 自動車パワートレイン、トランスミッションアプリケーション
- 車載アプリケーションでのHSCANネットワーク
- 産業アプリケーションでのHSCANネットワーク
サポート