インフィニオン、Fairchild Semiconductorに対して特許侵害訴訟を提起
ノイビーベルク(ドイツ)
独インフィニオンテクノロジーズは本日、2008年11月25日(火)付けでFairchild Semiconductorに対して特許侵害訴訟を提起したと発表しました。訴訟の対象となるFairchild製品は、SuperFETおよびSupreMOS製品と、PowerTrench、U ltraFET、UniFET、DrMOS、IGBTで構成されるその他のパワー半導体製品です。
Fairchildはその3日後、デラウェア州でインフィニオンの訴訟に対抗しました。
インフィニオンのアンドレアス・ウルシッツ(Andreas Urschitz)(インダストリアル&マルチマーケット事業本部バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャ)は 、次のように述べています。「訴訟の開始に先立ち、インフィニオンとFairchildは、インフィニオンの特許のライセンス供与に関して協議を行ってきました。長期間にわたる交渉の結果、ビ ジネスに関する通常の協議によって妥当な合意を得ることは不可能であることが明らかになりました。インフィニオンは、自社の知的財産(IP)を重視しており、知的財産権と事業利益を積極的に保護する考えです。そ のため、自社のIPを他社が侵害していることが明白な場合については、訴訟を起こすことになります。」
インフィニオンは、米国デラウェア州地方裁判所にてFairchildへの訴訟を提起しました。
今回の訴訟では、法律事務所のFish & Richardson P.Cがインフィニオンの代理人を担当します。
インフィニオンについて
インフィニオンテクノロジーズ(Infineon Technologies AG)は、ドイツのノイビーベルクに本社を置き、エネルギー効率、コミュニケーションズ、セ キュリティという現代社会が抱える3つの大きな課題に対応する半導体およびシステムソリューションを提供しています。2008会計年度(9月決算)の売上高は43億ユーロ、従 業員は世界全体で約2万9,100人でした。インフィニオンは世界的に事業を展開しており、米国ではカリフォルニア州ミルピタス、アジア太平洋地域ではシンガポール、そ して日本では東京の各子会社を拠点として活動しています。インフィニオンは、フランクフルトとニューヨークの証券取引所に株式上場されています。 インフィニオンは現在、DRAMメモリ製品のリーディング・サプライヤーであるキマンダの株式を77.5%所有しています。キ マンダは独立してニューヨーク証券取引所に株式上場されています。インフィニオンについての情報は次のURLをご参照ください。
本社サイト: http://www.infineon.com
日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp
Information Number
INFIMM200812.017