新しい角度センサーには最高の機能安全格付けと使いやすさのコンセプトが組み合わされる
2018年6月25日、ミュンヘン(ドイツ)
自動車の機能安全に関しては、多くの場合にシステム設計の面で多大な努力が必要になります。独インフィニオンテクノロジーズはXENSIV™ TLE5014により、このような厳しい要求を持つ用途への対応に加えて使いやすさを備えた新しい磁気角度センサーを提供します。インフィニオンはニュルンベルクで開催されるSensor+Test 2018見本市(6月26〜28日)にて、最高水準の安全性が要求される電動式パワーステアリング(EPS)システムに対し、これらの新しい製品を組み込む際の容易さを展示しました。
これらのTLE5014センサーはシングルダイではISO26262 ASIL C、デュアルダイではISO26262 ASIL D規格を満たしています。したがってすべての製品が最高水準の機能安全規格を必要とする用途に使用可能です。TLE5014センサーの角度誤差は、すべての温度範囲と耐用期間を通じ、極めて低い1度未満に抑えられています。これは舵角検出やモーターの整流など、非常に正確な位置検出を必要とする用途に特に寄与します。さらにEPSやペダル位置検出から、その他あらゆる種類の位置測定までの用途にも適しています。
XENSIV TLE5014角度センサーにはすべて、シングルダイとデュアルダイの両方が用意されています。すべての製品はプラグアンドプレイのため事前に設定とキャリブレーションが済まされ、それによって使いやすさを実現しています。今回リリースされた製品にはインターフェイスとしてSENT、PWM、およびSPCが用意され、SPIインターフェイスのバージョンは今年末までに提供開始の予定です。これらのプロトコルに加え、プログラマブルなEEPROMインターフェイスによりどのような用途にも適合可能です。
XENSIV TLE5014は巨大磁気抵抗(GMR)テクノロジーをベースとし、センサーユニットとロジック部位がひとつのチップに一体化されています。いずれのセンサーも最大26 Vの高い出力電圧に対応しています。
供給状況
インフィニオンのXENSIV TLE5014製品はすでに市場への提供が開始されています。詳細については www.infineon.com/angle-sensorsをご覧ください。
Sensor+Test 2018 でのインフィニオン
Sensor+Test 2018見本市(ドイツ、ニュルンベルク、2018年6月26〜28日)にて、インフィニオンはセンサーテクノロジーの展示を行いました。(センサーのデモはホール1、ブース番号429)Sensor+Test 2018でのインフィニオンの展示のハイライトは www.infineon.com/sensortestをご覧ください。
Information Number
INFATV201806-065j
Press Photos
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With its XENSIV™TLE5014 angle sensors Infineon combines highest functional safety with an easy-to-use conceptTLE5014D
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