新しいソフトスターター モジュール：ひとつの設置形状により幅広い電流クラスに対応

2018年3月6日、ミュンヘン（ドイツ） 

Infineon Technologies Bipolar GmbH & Co. KGは、低電圧でのソフトスターター向けに設計されたInfineon® Power Startの提供を開始します。この新しいモジュール ファミリーは、コスト面に優れコンパクトな半導体ソリューションへの市場のニーズを満たすものです。この新しいPower Startの設計では、複雑さとコンポーネント数を減らすことに焦点が当てられました。この特徴はまたお客様にとって、ソフトスターター開発期間の短縮と製造工程の簡素化をもたらすものとなります。一般的な低電圧ソフトスターターには、ベルトコンベイヤー、大きなファン、およびミルが使用されています。これらの大半は水や排水の処理、あるいは原油生産などのためのポンプに使用されています。 

このPower Startは新しい設計コンセプトにより、55 mmのスリムな設置形状1種類により幅広い電流クラスに対応します。これに対して他の既存のソフトスターター ソリューションでは、複数のそれぞれ異なるハウジングが必要とされます。この特徴により、このモジュールはバイパス コンタクターと共に一般的な設計にシンプルに組み込むことができます。Power Startにはヒートシンクが一体化されているため、熱グリース使用の有無にかかわらず容易にマウント可能です。このモジュールは両側で冷却を行うため、最大2200 Aの過負荷電流に21秒間耐えることができます。これらの特徴を通じ、このファミリーのモジュールは業界最高の価格パワー比を実現しています。 

供給状況

この新しいソフトスターター モジュールは、800 A、1400 A、1900 A、および2200 Aからの電流クラス向けに阻止電圧1600 Vにて提供されます。Infineon Technologies Bipolarは阻止電圧2200 Vのモジュール提供も計画しています。Power Startの詳細については www.infineon.com/powerstartをご覧ください。