超小型の防水、防塵、防湿デジタル気圧センサーDPS368を発表

2019/06/05 | マーケットニュース

2019年5月29日、ミュンヘン(ドイツ) 

インフィニオン テクノロジーズ(FSE:IFX/OTCQX:IFNNY)は、XENSIV™ DPS368の提供開始をお知らせします。超小型のデジタル気圧センサーとして圧力と温度の両方を測定することができるXENSIV™ DPS368は、誤差±2cmという高精度と低消費電力により、高度、気流、体の動きを正確に、かつ効率的に測定します。そのため、アクティビティのトラッキングおよびナビゲーション向けのモバイルアプリケーションやウェアラブルデバイスなどに最適なセンサーとして使用することができます。また、家電製品の気流制御、ドローンの飛行安定性、喘息のスマート吸入器といった医療デバイスなどに活用することも可能です。 

XENSIV™ DPS368は、堅牢なパッケージにより、水深50mで耐水60分(IPx8)という優れた防水性のほか、センシングセルを保護する高い防塵性と防湿性も備えています。また、2.0 × 2.5 × 1.1mmという小型の8ピンLGAパッケージにより、基板の実装工程を容易にし、他の防水センサーと比較した場合、面積を最大80%削減することも可能です。 

XENSIV™ DPS368の圧力センサー素子は、温度変化においても高精度測定を確保する容量検知技術に基づいています。内部信号処理においては、圧力および温度センサー素子からの信号を24ビットに変換して出力します。センサー内にキャリブレーション係数を保存し、測定結果を高精度の圧力および温度数値に変換します。また、最大200Hzという測定レートと高速な読み出しスピードにより、迅速なフィードバックを可能にします。さらに、内蔵のFIFOメモリによって最大32の測定結果を保存することができるため、消費電力をシステムレベルで抑制します。 

XENSIV™ DPS368は、サンプリングレート1Hzの圧力測定で1.7μA、ならびにスタンバイモードで0.5μAという低消費電力を実現しています。圧力範囲は300~1200hPa、温度範囲は-40~+85°Cまで対応し、誤差±0.5°Cという温度精度を備えています。測定結果とキャリブレーション係数は、I 2CまたはSPIシリアルインタフェースを介して通信することができます。 

提供情報

XENSIV™ DPS368気圧センサーの提供は、すでに開始されています。詳細は、 www.infineon.com/DPS368をご覧ください。 

「SENSOR+TEST 2019」に出展

インフィニオンは、2019年6月25日から27日までニュルンベルク(ドイツ)において開催される見本市「SENSOR+TEST 2019」おいて、スマートカー、スマートホーム、スマートインダストリー、ロボット工学、ならびにヘルスおよびフィットネスアプリケーション向けの最新センサーソリューションを出展します(ホール#1、ブース#429)。同イベントにおけるインフィニオンの詳細は、 www.infineon.com/sensortestをご覧ください。

Information Number

INFPMM201905-072j

Press Photos

  • The XENSIV™ DPS368 barometric pressure sensor features an ultra-high precision of ±2 cm and a low current consumption. Its 8-pin LGA package (2.0 mm x 2.5 mm x 1.1 mm) saves up to 80 percent space compared to other waterproof sensors
    The XENSIV™ DPS368 barometric pressure sensor features an ultra-high precision of ±2 cm and a low current consumption. Its 8-pin LGA package (2.0 mm x 2.5 mm x 1.1 mm) saves up to 80 percent space compared to other waterproof sensors
    DPS368_VLGA-8

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