ライトン社、インフィニオンのCoolSiC™搭載により80 PLUS Titanium認証取得のSMPSを発表
2020年9月24日、ミュンヘン(ドイツ)と台北(台湾)
デジタル化傾向の加速により、サーバファームの数が増加するとともに電力需要も増大し、地球温暖化現象を背景により高いエネルギー効率の重要性が高まっています。2004年に導入された北米の80 PLUSで定められた測定基準は、スイッチング電源(SMPS)の効率に対する評価、認証を行うために使用されます。SMPSは定義された負荷条件で少なくとも80%達成された場合に認証書が発行されます。80 PLUS認証を取得したソリューションは、デジタル化における電力需要の削減に役立ちます。
最高の効率基準である80 PLUS Titanium認証の要件を満たすには、負荷率50%での効率が、入力電圧115Vで94%、230Vで96%必要となります。台湾の大手電源メーカーであるライトン テクノロジー コーポレーション(以下、ラントン社)は、インフィニオン テクノロジーズ(FSE: IFX / OTCQX: IFNNY)のCoolSiC™ MOSFET 650Vによって目標を達成しました。
ライトン社の経営陣は、シリコンカーバイドがソーラーインバータなどのアプリケーションの主流であることに確信を持っています。インフィニオンとの提携を通じて、シリコンカーバイドがサーバ用電源市場に適していることを示すのを同社の目標として掲げています。このアプリケーションに最適なCoolSiC技術は、システムレベルでの性能およびコストのスイートスポットを証明しています。ライトン社では、Titanium認証のための96%の効率要件を上回る、シリコンカーバイドベースのSMPSを市場に導入することに特に力を入れています。
インフィニオンのパワー&センサーシステム部門の高電圧変換担当製品ライン部長のシュテファン オーバースリープニヒ(Stefan Obersriebnig)は、次のように述べています。「デジタル化は、政治、経済、社会、日常生活など、私たちの生活のあらゆる分野に影響を与えています。このデジタル化の背景にあるのは、世界中のファームにある何百万台ものサーバです。当社のCoolSiC技術は、最高のエネルギー効率と、これまでにない電力密度との組み合わせを可能にし、エネルギー消費を大幅に削減します。これは、カーボンフットプリントの削減と、オペレーターにとって財政面での節約につながるものです」
ライトン社のSMPSの効率の高さは、インフィニオンの650VディスクリートシリコンカーバイドMOSFETをベースにしているためです。2つのTO 247-3パッケージデバイスがトーテムポール型力率改善に使用されており、CoolSiCショットキーダイオード650 Vから、多種多様なCoolMOS™やOptiMOS™に至るまで、インフィニオンのその他の半導体によって設計をサポートしています。
Information Number
INFPSS202009-093j
Press Photos
-
Due to digitalization the number of server farms has risen and with it the power demand. Infineon’s CoolSiC™ technology supports SMPS manufacturer Lite-on in surpassing an efficiency of 96 percent. This significantly lowers energy consumption and leads to a reduced carbon footprint as well as financial savings for the operator.Digitalization_Emission_e
JPG | 322 kb | 2126 x 1064 px
-
The backbone of digitalization are the millions of servers in farms all around the globe. Our CoolSiC™ technology enables the highest energy efficiency paired with unprecedented power density.Stefan_Obersriebnig
JPG | 539 kb | 1519 x 2126 px