インフィニオン、偽造デバイスからの保護を強化するOPTIGA™ Authenticate IDoTソリューションを発表

2021年2月25日、ミュンヘン（ドイツ）
 
コンシューマー機器、家電製品、産業用機械は、偽造されたスペア部品やアクセサリのリスクに常にさらされています。偽造品は、機能性やユーザーの安全、ブランド価値を低下させる恐れがあります。問題を解決するために、インフィニオン テクノロジーズ（FSE：IFX / OTCQX：IFNNY）は、強化された認証と柔軟なシステムへの組み込みを実現したOPTIGA™ Authenticate IDoT偽造防止ターンキーソリューションを発表しました。このOPTIGA Authenticate IDoTは、顧客やアプリケーションの要件に対応するために、強化されたハードウェアECCベースのセキュリティと優れた柔軟性を提供する、業界最先端の組み込みセキュリティソリューションです。
 
マイナス40℃からプラス120℃までの拡張温度範囲を備えたこのソリューションは、産業用アプリケーションに最適で、ますます増大するユビキタスな認証要件をサポートします。ユースケースには、HVACおよび水フィルター用の使い捨て消耗品、ポータブルデバイス用の充電式バッテリ、軽電気自動車の他、非常に複雑なeモビリティ、産業、IoT環境におけるコンピューティングやロボットシステムなどがあります。
 
OPTIGA Authenticate IDoTは、わずか1.5 x 1.5 x 0.38mm³のサイズで、実績のある堅牢なTSNP SMDにパッケージされており、4つのECC認証モード（一方向、相互、ホストバインディング、ホストサポート）をサポートします。設計者は、3つの温度範囲、2つの通信プロファイル、3セットのメモリから選択することができる他、安全なライフサイクル管理、キャップレスLDO、堅牢なESD保護を備えた4つのダウンカウンターを使用して設計することができます。さらに、OPTIGA Authenticate IDoTは、ターンキーソリューションでデジタル証明書とキーペアを提供します。
 
このソリューションには、完全なSDK、ホストコードライブラリ、Cベースアプリケーションインターフェイス（AIP）と共に、評価キットと開発キットが装備されており、セキュリティソリューションの統合を簡素化し、簡単なアプリケーションテストのための強力なプラットフォームを提供します。完全なプログラマおよびデバッガ、BLEおよびWi-Fi機能を備えた最新のPSoC™ 6 BLEプロトタイピングキットが準備されております。
 
供給状況
OPTIGA Authenticate IDoTは、サイズ制限のあるデバイスおよびアプリケーション向けに最適化された、実績のある堅牢なパッケージで提供されます。現在、サンプルが入手可能です。このセキュリティソリューションは、インフィニオンの Embedded Solutions Conference 2021(ESC21)で展示される予定です。詳細については、 www.infineon.com/OPTIGA-Authenticate-IDoTをご覧ください。
 
バーチャルによるインフィニオンのEmbedded Solutions Conference 2021(ESC21)
サイプレスの買収により、インフィニオンは世界上位10の半導体メーカーとなりました。2021年3月1日から5日にかけてデジタル開催されるEmbedded Solutions Conference 2021(ESC21)で、来場者の皆様は、「新しい」インフィニオンがIoTをどのように機能させるかを知り、自動車、産業、IoTの各分野のイノベーションと洞察を探ることができます。また、市場をリードするインフィニオンのラインアップについて理解を深め、専門家とコミュニケーションをとり、50を超える専門家の講演や製品のプレゼンテーションを聞いて、現代の市場動向を把握することができます。詳細については、 www.infineon.com/embeddedworld をご覧ください。