インフィニオン、ModusToolbox™ 3.0をリリース、同時デバッグをサポートしマルチコア アプリケーションの開発を簡素化

2022/10/13 | マーケットニュース

2022年10月5日、ミュンヘン (ドイツ)

 

組み込みマイクロコントローラー分野でマルチコア デバイスが普及するにつれ、システム設計者はソフトウェア開発においてますます複雑な課題に直面しています。インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は本日、マルチコア プロジェクト ワークフローのサポートを強化した開発プラットフォーム、 ModusToolbox™ 3.0 をリリースしたことを発表しました。最新リリースのModusToolbox™ 3.0では、マルチコア デバイスのサポート、ユーザーのボード サポート パッケージ (BSP) 開発用の新しいグラフィカル ツール、ModusToolbox™ Packsのインフラ サポート、バックエンド システムの改良が加えられました。

 ModusToolbox™ 3.0は、マルチコア アプリケーションのプロジェクト作成と管理を可能にし、すべてのコアの同時デバッグに特化したサポートによって、設計者の全体的な開発課題を軽減します。これは、前世代のModusToolbox™開発プラットフォームのEclipse IDEではできなかったことで、インフィニオンのPSoC™ 6などのデュアルコア デバイスでの利用を可能にします。また、この新機能は、将来リリースされるインフィニオンのマルチコア デバイスのための開発フレームワークを確立するものとなります。

 インフィニオンのソフトウェアおよびツール製品マーケティング担当のクラーク ジャービス (Clark Jarvis) は「これまで業界では、設計者がベンダー提供の開発キットを超えた範囲で設計を行う場合、シームレスな開発プロセスを提供することに注力してきませんでした。この重要な課題を理解した上で、今回リリースするModusToolbox™ 3.0は、ユーザー自身のハードウェアで継続的に製品開発を行うための機能を備えた、リッチでシームレスな従来の枠を超えた開発キット体験を顧客に提供します。同時に、ボードの設定をチーム内で再利用することも可能になります。お客様のご要望にお応えする新機能を提供できることを楽しみにしています」と述べています。

 ModusToolbox™ 3.0は、独自の開発者体験を提供し、コンシューマーIoT、産業、スマート ホーム、ウェアラブル、その他多くのアプリケーションを含むさまざまなユース ケースをサポートすることを目的としています。ModusToolbox™ 3.0の機能は、PSoC™ 4、PSoC™ 6、XMC™、AIROC™ Wi-Fi、AIROC™ Bluetooth®、EZ-PD™ PMG1マイクロコントローラーなどのインフィニオン製品を使って、組み込みアプリケーションを開発するのに適しています。

供給体制について

ModusToolbox™ツール パッケージは、Infineon Developer Centerからダウンロードすることができます。このインストール ツール パッケージは、Windows、Linux、およびmacOSで利用可能です。インストール手順の詳細は、 ModusToolbox™インストールガイドに記載されています。 ModusToolbox™ランタイム ソフトウェアの最新リリースは、インストールされた開発ツールから直接アクセスできます。

  IoT のパワーを引き出すインフィニオン

マイクロエレクトロニクスは、あらゆるIoTソリューションの中核を成しています。インフィニオンのセンサー、アクチュエーター、マイクロコントローラー、通信モジュール、セキュリティ コンポーネントは、あらゆるデバイスを支えています。インフィニオンは、スマートでエネルギー効率に優れたセキュアなIoTアプリケーションを実現するための技術を、開発ボードや評価キット、設計ツール、サポートを含めたソリューションとしてワンストップで提供しています。インフィニオンのIoTへの貢献に関する詳細は専用Webサイト、 Make IoT workをご確認ください。

Information Number

INFCSS202210-002j

Press Photos

  •   Infineon’s ModusToolbox 3.0 reduces overall development challenges for designers by enabling project creation and management for dual-core applications, with specific support for simultaneous debugging of both cores. This was previously not available in the Eclipse IDE for ModusToolbox development platform, and unlocks the potential available on dual-core devices such as Infineon’s PSoC™ 6.
    Infineon’s ModusToolbox 3.0 reduces overall development challenges for designers by enabling project creation and management for dual-core applications, with specific support for simultaneous debugging of both cores. This was previously not available in the Eclipse IDE for ModusToolbox development platform, and unlocks the potential available on dual-core devices such as Infineon’s PSoC™ 6.
    ModusToolbox-ecosystem

    JPG | 417 kb | 2401 x 2400 px

  •   Infineon’s ModusToolbox 3.0 reduces overall development challenges for designers by enabling project creation and management for dual-core applications, with specific support for simultaneous debugging of both cores. This was previously not available in the Eclipse IDE for ModusToolbox development platform, and unlocks the potential available on dual-core devices such as Infineon’s PSoC™ 6.
    Infineon’s ModusToolbox 3.0 reduces overall development challenges for designers by enabling project creation and management for dual-core applications, with specific support for simultaneous debugging of both cores. This was previously not available in the Eclipse IDE for ModusToolbox development platform, and unlocks the potential available on dual-core devices such as Infineon’s PSoC™ 6.
    ModusToolbox-DualCoreDebuggingVSCode

    JPG | 378 kb | 1754 x 861 px