インフィニオン、世界最大の352 kWの太陽光発電用インバーターにシングルモジュールソリューションを実現するEasyPACK™4Bを発表

2022年11月23日、ミュンヘン (ドイツ)

インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は業界をリードする Easy パワー モジュール ファミリーに EasyPACK™ 4B を追加しました。新ファミリーのリードタイプは、太陽光発電用 インバーターのアプリケーションを対象としています。この用途では、最大352 kWの出力が可能で、EasyPACK™ 3Bを使用した前世代の250 kWの太陽光発電用インバーターと比較して、出力電力を約40%増加できます。このモジュールは、より高い電力密度とシステムコスト削減を実現し、よりシンプルで強力なインバーター設計を可能にすることを目的としており、1500 V _DCの太陽光発電用ストリングインバーターに最適です。

リードタイプの F3L600R10W4S7F_C22の導入により、EasyPACK 4BはDCB基板を3枚使用するEasyファミリーの中で最大のパッケージとなりましたが、ベースプレートなしの設計、高さ12mm、PressFitピン、フレキシブルなピン配置などの特長は維持しています。他のEasyパッケージと同様に、プラットフォームベースのソリューションに柔軟性をもたらします。このパッケージは、EasyPACK™ 3Bのホールドダウン コンセプトを拡張し、低熱抵抗 (Rth) を確保し、堅牢性と品質を高めています。既存のEasyファミリーと同様に、新しいEasyPACK™ 4Bは浮遊インダクタンスを最適化し、設計の手間を軽減しています。

リードタイプ パワーモジュールであるF3L600R10W4S7F_C22は、最新世代の1200 V CoolSiC™ショットキーダイオードと最新の950 V TRENCHSTOP™ IGBT7チップ技術を組み合わせた定格600 Aの3レベルNPC (ANPC) トポロジーを備えています。ANPCは太陽光発電のインバーターで人気のあるトポロジーで、高効率と低電力損失を保証します。このトポロジーとチップの組み合わせは、パワー半導体の有用性を最適化します。

供給体制について

EasyPACK 4B F3L600R10W4S7F_C22は、現在注文可能です。新しいEasy 4Bパッケージは、その他のタイプ、電流定格、電圧クラスにも対応する予定です。より詳細な情報は、 https://www.infineon.com/cms/jp/product/power/igbt/igbt-modules/easy/をご覧ください。

インフィニオンのエネルギー効率への貢献については、インフィニオンの「エネルギー効率」の Webサイトをご覧ください。