インフィニオン、新しいCO2測定用XENSIV™ PAS CO2 Shield2Go ボードを発売
システム動作をテストする統合プロトタイピング コンセプトを採用
2022年7月27日、ミュンヘン (ドイツ)
換気が不十分だとCO²は急激に増加していきます。中程度のCO²濃度でも健康や生産性に影響を与える脅威となりますが、これは室内空気環境の効率的なモニタリング システムによって防ぐことができます。また、CO²を検知することで、デマンド コントロール換気による省エネも可能になります。しかし、こうしたシステムを迅速かつ容易に実現するためには、制御可能で時間をかけずに開発者がシステムの挙動をテストできることが重要です。そこで、インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は、空気環境のモニタリングと省エネのためのデマンド コントロール型換気の両方に適した、新しい XENSIV™ PAS CO2 Shield2Goボードを発売します。
この新しいボードは、統合プロトタイピング コンセプトの一部として、自由に組み合わせることができるセンサー、マイクロコントローラー、およびセキュリティICを取り揃えるインフィニオンのShield2Goポートフォリオの一部となります。XENSIV™ PAS CO2 Shield2Goボードには、センサーに必要な12 V電源を供給するDCDCブースト コンバーターが付属しています。そのため、例えばマイクロコントローラー ボードから供給されるUSB経由の5V電源で十分であり、外部からの12V電源を必要とせずプロトタイピングを行うことが可能です。
さらに、このボードにはインフィニオンのICが搭載されており、ポートフォリオのすべてのボードと同様に、すぐに利用できるArduinoライブラリが付属しています。また、Shield2Goから一般的なプロトタイピング フォーム ファクターであるArduino UnoやRaspberry PIの40ピン インターフェースへのアダプタも用意されており、素早い立ち上げをサポートします。さらに、すべての基板にはソルダーレス コネクタが装備されており、設計者は基板をハンダ付けすることなく積層して使用することができます。
このボードに搭載されているインフィニオンの XENSIV™ PAS CO2センサーは、非常に小さなフォーム ファクターを有しています。このデバイスは、最も厳しい空気環境規制と標準を満たす ppm レンジ (±30ppm; ±3% of reading) で、高精度かつ堅牢な性能を提供します。さらに、このセンサーは補正と自己校正のための高度なアルゴリズムを持っています。また、UART、I²C、PWMインターフェースを備え、サンプリング レートやベースライン校正など、さまざまな設定オプションが用意されています。
供給体制について
XENSIV™ PAS CO2 Shield2Go Board は現在注文可能です。Arduino用のソフトウェア ライブラリとサンプル、およびボード用の高レベルAPIを提供する汎用C++ライブラリは、 https://github.com/Infineon で入手可能です。より詳細な情報は、 www.infineon.com/Shield2Go でご覧いただけます。
Information Number
INFPSS202207-106j
Press Photos
-
The new XENSIV™ PAS CO2 Shield2Go board is suitable for both air quality monitoring and demand-controlled ventilation for energy savings.XENSIV_PAS_CO2_Shield_2Go
JPG | 303 kb | 2126 x 1369 px