インフィニオン、AURIX™およびTRAVEO™マイクロコントローラー ファミリーでIEC 61508ハードウェアおよびソフトウェア メトリクスのサポートを拡大、最大SIL-3の機能安全を実現
2023年3月9日、ミュンヘン (ドイツ)
産業用制御システムは、過酷な環境下でもエラーレートを最小限に抑える必要があり、安全でセキュアなシステムの開発が重要となっています。インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) の AURIX™ TC3x および TRAVEO™ T2G マイクロコントローラー製品ファミリーは、ハードウェア機能安全およびサイバーセキュリティ機能を幅広く統合して、こうした要件に対応しています。両製品ファミリーは、機能安全認証に必要なすべての文書を含む、IEC 61508のハードウェアおよびソフトウェア メトリクスのサポートを拡張しました。さらに、インフィニオンのAUTOSAR Microcontroller Abstraction Layer (MCAL) ローレベル ドライバー ソフトウェア製品もIEC 61508 メトリクスをサポートしています。
モビリティ市場での成功に加え、インフィニオンのAUTOSAR MCALは、医療機器、産業用ドライブ、プログラマブル ロジック コントローラー (PLC)、ロボット工学、エレベーターなどの室内アプリケーションや機械など、他の多くの機能安全アプリケーションを可能にしました。インフィニオンのマイクロコントローラー担当バイスプレジデントであるラルフ ケーデル (Ralf Koedel) は「AUTOSAR規格が自動車アプリケーション以外でも使用されるようになり、IEC 61508メトリクスをサポートする適切なAUTOSAR MCALソフトウェア文書を提供することで顧客をサポートしています。過酷な環境下でのエラーを最小限に抑えるという要求により、産業用制御システムの要件が厳しくなっています。しかし、AURIX™およびTRAVEO™ファミリーがIEC 61508指標を拡張サポートしたことで、開発者は、セーフティクリティカルなアプリケーションを設計し、診断分析文書 (FMEDAおよび安全マニュアル) を利用する際に、一連の実績あるマイクロコントローラーを使うことができます」と述べています。
Failure Modes Effects and FMEDAドキュメントは、MCUと基本機能の両方のレベルで計算されたIEC61508の故障率と安全指標を示す静的スナップショットを提供しています。AURIX™ TC3xおよびTRAVEO™T2GマイクロコントローラーのサポートをISO26262からIEC61508メトリクスに拡張することで、開発者は産業用アプリケーションでSIL-1-3を達成することができます。さらに、インフィニオンは、SIL-4までのセーフティクリティカルな設計への道を開くために、設計パートナーの強力なエコシステムを構築し、機能安全認証のための信頼できるサポートを提供しています。
供給体制について
詳細は、 www.infineon.com/traveoまたは www.infineon.com/aurix でご確認ください。
Information Number
INFATV202303-078j
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Infineon's AURIX™ and TRAVEO™ microcontroller extended their support for the IEC 61508 hardware and software metrics, including all documentation required for functional safety certification.IEC61508_AURIX_TRAVEO_product
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