インフィニオン、システムの異常発生時にバッテリー駆動アプリケーションを保護するEiceDRIVER™ 125 Vハイサイド ゲート ドライバーを発表

2024年10月10日、ミュンヘン (ドイツ)

モーター ドライブやスイッチング電源 (SMPS) といったバッテリー駆動アプリケーションにおける電源アーキテクチャでは、モジュール内で異常が発生した場合に、そのモジュールをメインの電源レールから切断する必要がよくあります。この機能を実現するには、ハイサイドディスコネクトスイッチ (MOSFETなど) を使用してモジュール内で発生している負荷短絡がバッテリーに影響を及ぼさないようにするのが一般的です。インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は、コードレス電動工具、ロボット、電動自転車、掃除機などのバッテリー駆動アプリケーションをシステム異常発生時に保護するように設計されたハイサイド ゲート ドライバー、EiceDRIVER™ 1EDL8011を発表しました。

このデバイスは、高いゲートドライブ電流の供給能力によって、ハイサイドNチャネルMOSFETの高速なターンオンとターンオフを実現し、素早いシステムのスタートアップを実現するために外付けタンクコンデンサを使用する内蔵チャージポンプで構成されています。このゲート ドライバーICは、突入電流をコントロールし、かつ、過電流保護 (OCP) 機能を有します。入力電圧での低電圧保護機能 (UVLO) により、デバイスが損傷する可能性のある状態で動作することを防止します。このドライバーはDSO-8パッケージで提供されるため、スペースに制約のあるアプリケーションに最適です。過電流保護機能(OCP)、また過電流保護機能には調整可能な過電流しきい値、過電流検出のディレイ、およびMOSFETのターンオン途中でのフレキシブル ブランキングが可能な安全な起動メカニズムを備えています。

1EDL8011は、8 V ～ 125 Vの広い動作電圧範囲と最大1 Aの高いゲートシンク電流により、効率的なスイッチングを実現できます。さらに、この製品はオフモード時の静止電流が1 µAと極めて低いため、スリープ モードでの電力消費を最小限に抑えることができます。このデバイスは、ディスコネクトスイッチであるMOSFETのドレイン-ソース間電圧を監視して過電流シャットダウンをトリガーするためのV _DS センス機能も備えています。

供給状況について

1EDL8011は現在供給中です。詳細については、 www.infineon.com/1edl8011をご覧ください。

インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約58,600人の従業員を擁し、2023年会計度 (2022年10月～2023年9月) の売上高は約163億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード：IFX) 、米国では店頭取引市場のOTCQX  (銘柄コード：IFNNY) に上場しています。ウェブサイト www.infineon.com/jp

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