インフィニオン、調整後の資本構成目標に基づき、S&P社から「BBB」の信用格付けを取得

2016/02/16 | ビジネス&フィナンシャルプレス

2016年2月16日、ミュンヘン(ドイツ)

独インフィニオンテクノロジーズは、国際的な格付け機関であるスタンダード&プアーズ(S&P)社より、初の長期債格付けを割り当てられたことを発表しました。S&Pによるインフィニオンの格付けは、「BBB」(見通し:安定)です。この結果、弊社は現在、欧州の半導体メーカーの中では最高位となるS&Pの格付けを取得しています。同社の分析では、インフィニオンの業界平均を上回る成長や複数の市場セグメントでの市場リーダーとしての地位と、その強力な財務体質が評価されています。財務体質の評価については、インフィニオンの調整後の資本構成目標も反映しています。これは、将来的には10億ユーロの流動資産総額を達成し、売上高に占める割合を10~20%増やすことを目標としています。負債総額の上限としては、EBITDAの2倍未満が引き続き適用されます。 

2010年に策定された、流動資産総額に関する以前の目標範囲は、売上高の30~40%となっていました。今回の新たな流動資産目標は、インフィニオンの売上高成長率と収益性の向上を考慮しています。10億ユーロという基準額を定めることで、売上高とは無関係の偶発債務や年金債務に対しても、堅実な流動性準備金を維持していきます。売上高の10~20%という増額目標は、周囲の資本市場環境と関係なく、企業サイクル全体を通じた財務活動で十分な現金を常時確保するためのものです。 

インフィニオンのCFOドミニクアサム(Dominik Asam)は、次のように述べています。「今回の格付けにより、スタンダード&プアーズ社に認められた弊社の投資適格性は、すでにインフィニオンの過去の資本構成目標で算定の基礎となっていたものです。今回の信用格付けにより、ビジネス面と財務面で有意義な場面で内部成長と潜在的買収を推し進めるという、インフィニオンの戦略がより柔軟に補完されます」 

インフィニオンはすでに、正式な格付けなしに2015年に2度の社債発行を成功させています。今回の格付けにより、将来的な債券発行時の融資条件の向上につながる要素として、より広範な潜在投資家への訴求が可能となります。

インフィニオンについて

インフィニオンテクノロジーズは、暮らしをより便利に、安全に、エコに革新する半導体分野の世界的リーダーです。明るい未来の扉を開く鍵になる半導体をつくることが、私たちの使命だと考えています。2015会計年度(9 月決算)の売上高は58億ユーロ、従業員は世界全体で約3万5,400人。2015年1月に、売上高11億米ドル(6月29日を期末とする2014会計年度)、従業員約4,200人の米国インターナショナル・レクティファイアーを買収しました。

インフィニオンは、ドイツではフランクフルト株式市場(ticker symbol:IFX)、米国では店頭取引市場(ticker symbol:IFNNY)のOTCQX に株式上場しています。 

日本法人サイト: http://www.infineon.com/jp

本社サイト: http://www.infineon.com (英語)

Information Number

INFXX201602-026

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  • Dominik Asam, CFO of Infineon Technologies AG
    Dominik Asam, CFO of Infineon Technologies AG
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