インフィニオン、イノサイエンス社を特許侵害で提訴

2024年3月14日、ミュンヘン (ドイツ)

インフィニオン テクノロジーズ (FSE: IFX / OTCQX: IFNNY) は本日、子会社であるインフィニオンテクノロジーズ オーストリアを通じて、Innoscience Technology Company, Ltd.、Innoscience America, Inc. および関連会社 (以下イノサイエンス社) を提訴しました。インフィニオンは、インフィニオンが所有する窒化ガリウム (GaN) 技術に関する米国特許の侵害に対する終局的差し止めを求めています。特許請求の範囲は、インフィニオン独自のGaNデバイスの信頼性と性能を実現する技術革新を包含するGaNパワー半導体の中核的側面を含んでいます。訴訟はカリフォルニア州北部地区連邦地裁に提起されました。

インフィニオンは、イノサイエンス社が、自動車、データセンター、太陽光発電、モーター駆動、家電製品、および車載、産業用、商用アプリケーションで使用される関連製品など、多数の用途に使用されるGaNトランジスタを含む、さまざまな製品を製造、使用、販売、販売の申し出、および（または）米国に輸入することにより、上述したインフィニオンの特許を侵害していると主張しています。

インフィニオンのパワー＆センサー システムズ事業部プレジデントであるアダム ホワイト (Adam White) は「GaNパワー トランジスタの製造には、全く新しい半導体設計とプロセスが必要とされます。インフィニオンは、20年近くにわたるGaNの経験により、それぞれの最終製品で最高の性能を発揮するために必要な、卓越した品質を保証できます。当社は知的財産を積極的に保護し、すべての顧客とエンドユーザーの利益のために行動します」と述べています。インフィニオンは、数十年にわたり、GaN技術に関する研究開発、製品開発、製造ノウハウに投資してきました。インフィニオンは、その知的財産を守り、投資を保護し続けます。

インフィニオンは、2023年10月24日、GaN Systems Inc. の買収完了を発表し、GaN業界を牽引する企業となり、パワー半導体における主導的な地位を拡大しました。インフィニオンは、約350の特許からなるGaN特許ポートフォリオで業界をリードしています。市場アナリストは、パワー アプリケーション向けGaNの売り上げは、2028年までに年平均成長率49%増の約20億米ドルに達すると予想しています (出典：Yole, Power SiC and GaN Compound Semiconductor Market Monitor Q4 2023)。GaNは、小型化、高効率化、電力システムの低コスト化を可能にする優れたスイッチング性能を持つワイド バンドギャップ半導体です。

インフィニオン テクノロジーズは、パワーシステムとIoTにおける半導体分野のグローバルリーダーであり、製品とソリューションを通じて、脱炭素化とデジタル化を推進しています。全世界で約58,600人の従業員を擁し、2023年会計度 (2022年10月～2023年9月) の売上高は約163億ユーロです。ドイツではフランクフルト証券取引所 (銘柄コード：IFX) 、米国では店頭取引市場のOTCQX  (銘柄コード：IFNNY) に上場しています。ウェブサイト www.infineon.com/jp

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