インフィニオンのiMOTION™ IMM100シリーズ、プリント基板のサイズを縮小し、研究開発作業を大幅に軽減

2019/02/26 | マーケットニュース

2019年2月19日、ミュンヘン(ドイツ) 

インフィニオン テクノロジーズは、ヒートシンクを持たない最大80Wまでの BLDCモーターに求められるハードウェアとソフトウェアをすべて一体化した、スマートなIPMモーターコントローラーを発表しました。新しいiMOTION™ IMM100シリーズは、モーターコントロールICと3相インバーターステージを、12 x 12㎟の極めてコンパクトなPQFNパッケージにまとめています。一体化により部品点数とプリント基板のサイズが削減され、システムのコストの引き下げが可能になりました。モータードライブICは最小限の設置面積しか必要としないため、ヘアドライヤー、キッチン用換気フード、天井扇や空調ファン、食洗機用のポンプや洗濯機など、スペースに制約のある 家電製品に最適です。小電力の冷蔵庫用コンプレッサー、ヒートポンプ、産業用ポンプなどにも適しています。 

設計者のニーズに最大限応えられるよう、IMM100シリーズには最適化した2種類のバリアントを用意しました。T-バリアントは、高度に洗練されたFOCアルゴリズムをiMOTION MCE 2.0(Motion Control Engine 2.0)に組み込んでいます。使いやすいソフトウェアツールを活用してシステム設定とチューニングを行えます。またiMOTIONスクリプト機能とオプションとしてPFCコントロールを使うことにより、システムレベルの機能を追加することも可能です。 

IMM100のA-バリアントでは、フルにプログラマブルな内蔵ARM® Cortex®-M0 MCUを利用することによってユーザー独自のモーターコントロールソフトウェアを組み込み、同時にハードウェア面での完全な一体化が持つメリットを享受することができます。業界標準のARM® MCU IDEツールがソフトウェアの設計、コンパイル、およびデバッグ作業を支援します。どちらのバリアントも高度な一体化により、ハードウェア設計に求められる開発期間を短縮します。特にT-バリアントは生産対応のMCE 2.0ソフトウェアが一体化されていることにより、研究開発費用の削減と製品開発期間の短縮に貢献します。 

iMOTION IMM100シリーズのモーターコントロールICには、設計者が目指す性能とコスト面での目標に最も適した選択肢が得られるよう、500 V / 6 Ω、600 V / 1.4 Ω、および600 V / 0.95 Ωの3種類のMOSFETベースの出力ステージを用意いたしました。これらのデバイスは、シングルシャント、レッグシャントのトポロジー(センサーレス)とホールセンサーもサポートし、柔軟なセンシングの選択肢を提供します。IMM100は、低電圧/過電圧保護、過電流保護、回転子拘束保護、シュートスルー保護など、複数の保護機能も組み込まれています。 

出荷状況

iMOTION IMM100のサンプルと評価基板は2019年4月、量産開始は2019年5月を予定しています。詳細については www.infineon.com/imm100をご覧ください。 

インフィニオンがEmbedded World 2019に出展

Embedded World 2019 Exhibition & Conference(ドイツ、ニュルンベルク、2019年2月26〜28日)のホール3A、ブース231にお立ち寄りください。展示のハイライトには自動運転のためのスマートで安全な車両、セキュリティの確保されたコネクテッド工場、スマートな住宅と消費者向け機器、高効率で洗練されたドローンなどが含まれます。詳細については www.infineon.com/embeddedworldをご覧ください。

Information Number

INFIPC201902-035j

Press Photos

  • The IMM100 series offers two optimized variants to best serve the needs of design engineers. The T-variant features the highly sophisticated FOC algorithm integrated in the iMOTION MCE 2.0 (Motion Control Engine 2.0). This variant takes advantage of the easy-to-use software tools for system configuration and tuning.
    The IMM100 series offers two optimized variants to best serve the needs of design engineers. The T-variant features the highly sophisticated FOC algorithm integrated in the iMOTION MCE 2.0 (Motion Control Engine 2.0). This variant takes advantage of the easy-to-use software tools for system configuration and tuning.
    IMM101T_PQFN_12x12

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  • With the IMM100 A-variant, engineers can implement proprietary motor control software by utilizing the fully programmable integrated ARM® Cortex®-M0 MCU – and still enjoy the benefits of complete hardware integration.
    With the IMM100 A-variant, engineers can implement proprietary motor control software by utilizing the fully programmable integrated ARM® Cortex®-M0 MCU – and still enjoy the benefits of complete hardware integration.
    IMM100A_PQFN_12x12

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