高度なアプリケーションのための新技術：最大7.5kWのモータドライブ向けの評価用ボード「CoolSiCTM MOSFET」

2019年11月6日、ミュンヘン（ドイツ）

太陽光電力や無停電電源装置等のアプリケーションの主流に加わりつつあるシリコンカーバイド（SiC）。インフィニオン テクノロジーズ（FSE:IFX/OTCQX:IFNNY）はワイドギャップ技術の次期アプリケーションにターゲットを当てています。評価用ボード「 EVAL-M5-E1B1245N-SiC 」は、モータドライブのSiC化への道を切り開くもので、インフィニオンが産業用SiCで市場トップの地位を確立することに寄与しています。これは産業用ドライブアプリケーション（最大7.5kWのモータ出力）の設計の第一段階にて顧客を支援するために開発されたものです。 

この評価用ボードは、 CoolSiC™ MOSFET （FS45MR12W1M1_B11）を内蔵したEasyPack ^TM 1B、3相ACコネクタ、EMIフィルタ、整流器及びモータ接続用の3相出力で構成されます。モジュラーアプリケーションデザインキット（MADK）に基づき、このボードはインフィニオンの標準的なM5 32ピンインターフェイスを装備しており、XMC DriveCard 4400又は1300等の制御装置に接続可能です。入力電圧は340～480V _ACに対応しています。 

MADKファミリーに新たに加わる同製品は、汎用インバータさらには非常に高周波のサーボドライブにも最適です。6パック構成のEasyPack 1Bは1200VのCoolSiC MOSFETを内蔵し、通常のオン抵抗は45mΩ。電力段は電流及び電圧の検知回路を内蔵し、センサレス磁界方向制御（FOC）の組立て要素の一切を備えています。 EVAL-M5-E1B1245N-SiCは低誘導設計で、統合型NTC温度センサや無鉛の端子メッキを装備しており、RoHS指令にも適合しています。 

供給状況 

 現在、EVAL-M5-E1B1245N-SiCの注文を受け付けています。詳細については

  www.infineon.com/cms/de/product/evaluation-boards/eval-m5-e1b1245n-sic/ご覧ください。