負荷過度応答特性を向上し、簡易設計を実現した COT エンジン搭載の OptiMOS™ IPOL 電圧レギュレータが登場
2020年3月16日、ミュンヘン(ドイツ)
インフィニオン テクノロジーズ (FSE:IFX / OTCQX:IFNNY)が高速 COT(constant-on-time)エンジンを搭載した一体型POL(Point of Load)ファミリーの最新作となる IR3887M、IR3888M、IR3889M デバイスを発表しました。高効率性と高密度の両立が求められる現代の サーバ、基地局、 通信(周囲温度 85℃ で動作)、ストレージアプリケーションを想定して設計された製品ファミリーです。IR3887Mは、市場最小の 30A デバイスで、インフィニオンの最新世代 FET と高度なパッケージテクノロジーを融合し、4mm x 5mm という小型フットプリントで 30A のサーマルサポートを実現します。
OptiMOS TM IPOL 製品ファミリーには、外部補償不要のセラミックキャパシタ付きで高安定性 COT エンジンが付属しています。4.3V~17Vの幅広い入力電圧範囲、5Vの外部バイアス付き2 Vmin(最小電圧)、精度の高い出力電圧(0.5% の高精度基準電圧)に対応します。軽負荷時に高効率を実現し、熱補償付きの内部過度電流保護を備えた電圧レギュレータで、低価格の小型インダクター向けに、4段階のリミットを切り替えることができます。
簡易設計とレイアウトによって、高いスイッチング周波数(最大 2Mhz)を保証するので、PCB の小型化と部品点数(BOM)削減を実現します。また、ベンチマーク効率、低電力損失、最大 30A の連続電流の熱処理能力を備えています。ベンチマーク出力電圧調整や負荷過度応答特性の向上など、ユーザーはさまざまなメリットが得られます。
IR3888M および IR3889M は、5mm x 6mm フットプリントの小型 PQFN パッケージに実装されています。IR3888M は、最大 25A の連続電流を供給でき、RoHS2 に準拠しています。
供給状況
IR388M および IR3889M は、在庫があります。IR3887M デバイスは、2020年中の発売を予定しています。詳細については、 www.infineon.com/integrated-pol-voltage-regulators/ をご覧ください。
Information Number
INFPMM202003-039j
Press Photos
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The OptiMOS IPOL product family comes with an enhanced-stability COT engine with ceramic capacitors without the need for external compensation.OptiMOS_IPOL_product_family
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The IR3887M is the smallest 30 A device in a 4 mm x 5 mm footprint on the marketOptiMOS_IPOL_IR3887M_PQFN-29_4x5
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